眼をつぶって、音を聴く。
蝉の鳴き声、コオロギの声、電車の走る音、時々走り抜ける車の音、そして、自分の内側でしゃべっている声。。。
外の声と、内の声。
どこがちがうんだろう?
どこに境界線があるんだろう?
内側の声は、耳で聞いていないのに、聞こえて来る。
どっちも「聞こえて来る」
眼をつぶって「音」をきくとき、
自分と、外、との、境界線が曖昧になっている。
あれは蝉の声だ、とか、あれは車のタイヤの音だ、とか、これは自分の声だ。。。と言う、境はどこにあるんだ?
みんな聞こえて来る。
あるのは、真っ暗な闇から聞こえて来る、たくさんの音だ。
一瞬、この音の世界が、全部「自分」の中から聞こえてきているような気がした。
まるで、この世界すべてが「自分」であるかのように。
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