展覧会が終わった。
11年ぶりの都心での個展。どうなるのかなあ、人は私のこと覚えてくれているのかなあ、なんておもってたけど、ふたを開けてみれば、とてもたくさんの人が見に来てくれた。
搬出し終わって、家での後片付けやたまっていた事務的な仕事に追われている。今、部屋の中はいただいた花の香りで充満している。
畑もほっぽらかしているあいだに草がどんどん伸びて今畑はジャングル状態に。地面を這って勝手に広がっているイチゴが、草の影で色を付けはじめた。足の踏み場もないのに、どうやって収穫しようか。
気がつけば、植物に囲まれている私がいた。高尾山の植物、畑の植物。日常の中の植物たちの影響は私にとんでもないインスピレーションを与えてくれていた。それが今回の展覧会の形になったのだ。
来てくれた人々はみんな紙で作った作品をよろこんでくれた。まわりがコンピューターだらけになったせいだろうか、物理的な存在感を求めている感じがした。それは私も同じ。デジタルに振り切った時代だからこそ、反動でアナログに心は惹かれるのだろうか。
それとも私たちはもともとアナログ人間だからだろうか。
見にきてくれた方々みんなから、たくさんのヒントと、勇気と、しあわせをいただきました。
このシリーズ、展開させていこうとおもっています。
ほんとうにありがとうございました。
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