2014年3月19日水曜日

土から生まれて土に帰る





先日蒔いた小松菜の種から双葉が出ていた。
ここんところの暖かさで出たんだな。そろそろ種蒔きの時期かあ。

やまんばはそこらの草ぼーぼーの畝に小さなクワをつっこんで、草を根っこから掘り起こす。草と根っこをとりだすと、下から茶色でさらさらの土が顔を出す。

ふしぎだな~とおもうのは、草も野菜もみ~んな同じ土に帰っていくこと。
オオイヌノフグリも、カラスノエンドウも、トマトも、小松菜も、キュウリも、ダイコンも、トウモロコシも、み~んな、この畑のいつもの土になっていく。無機物から生まれて、いったんは有機物になって、そしてやがて無機物に帰っていく。

やまんばの畑は外から肥料や農薬など、何にも持ち込んでないから、よけいそのことがわかる。

ここから形が現れ、ここで形のないものに帰っていく。
同じ素材から出現するのに、まったく形がちがう。キュウリになったり、ダイコンになったり、カラスノエンドウになったりする。形だけじゃない、色もちがうし、そして味もまるっきりちがう。なのにまた同じ土に帰っていくのだ。
やまんばはここの畑の野菜を食べる。やがて土に帰ると、やっぱりここの畑の土と同じになるのかな。

いったい誰が植物を作ったのだろう。
いったい誰が動物や昆虫を作ったのだろう。
種が先に生まれたのだろうか。
花が先に生まれたのだろうか。
実が先に生まれたのだろうか。

最近読んだ本に、植物はその種類それぞれの意識があるっていってたなあ。オオイヌノフグリはオオイヌノフグリとしての共有する意識の中で、オオイヌノフグリとしての役目を果たすって。
そうじゃなきゃ、同じ土で育つのに、こんなに違いが出るわけがない。

オオイヌノフグリが隣にいるつくしと自分を見比べて、
「おれ、つくしになろうっかなあ~」
とは、おもわないのだ。

キュウリが隣のトマトと自分を見比べて、
「あたし、赤いほうが好き」
とかいって、赤いキュウリになったりしないのだ。

ふしぎだなあ~。
(そんなことを考えるのは暇人なお前ぐらいだ)


絵:『よくわかる単位の事典』MF新書表紙イラスト
これはおもしろい!ありとあらゆる単位をわかりやすく教えてくれている。

コーヒーカップも土に帰るし、コーヒー豆も土に帰るんだよなあ。スプーンも時間はかかるかもしれんがやっぱり土に帰るんだよなあ。。。

2 件のコメント:

まいうぅぱぱ さんのコメント...

でも、双葉までって、どの植物も似てるんですよね・・・
動物の胎児も最初は似てるのと、同じ理由ですかね・・・。

つくし さんのコメント...

そーいえば、そーだよなー。
たぶん出どころは一緒!ってことを教えてくれてんのかもな〜。