2010年4月25日日曜日
虫さん肥料で忙しい
ここんところ、さむい。ホントに寒い。お日様も滅多にでない。
んだもんだからか、単に私が下手なせいなのか、畑のおろした種がなかなか育たない。
そんな中、小麦の穂がプッチプチに太ったお顔でてくれた。大麦はすでに穂がでている。大麦よりも大きい小麦の穂。。。?
大麦と小麦を去年11月にまいた。土壌改良のためである(えらそー)。
何でも麦はその根を2メートルも地中にのばし、土の中に長年たまった肥毒を吸収して放出してくれるのだと言う。長年使われていた畑には、化学肥料や有機肥料が地中に沈み込んで畑の下には固い土の層が広がっているそうな。そのおかげで地の底からの地熱が地上まであがって来ず、植物の生長を止めているのだという。。。
ぜーんぶ、本で読んだ事だから、ホントの事はしらないど。でもなんか納得できるんで、やってみている。植物っちゅうやつは、どうも地中にあるものを何でもかんでも根で吸収してしまう性質があるらしい。化学肥料も農薬も牛の糞も全部自分のカラダに吸収する。
そのせいで細胞が異常に肥大化した野菜をみた虫たちは、
「こりゃ、なんだか不自然な草だぜ」
といって、えっさほいさと食べてくれるのだ。
ところがそれをみた農家の人は、
「あ~~~っ、害虫がおらの大事な野菜ちゃんを食っていやがる!こうしてくれる!」と農薬を撒く。又はその場で見つけて殺す。
それでまた野菜たちはそのまかれた農薬を
「コレは自然にとっていらないもの」
と、えっさほいさと吸収し、
「あーあ、またおかしな草だぜ」
と、虫たちがいっせいに食べてくれる、とこーゆー物語が足下で展開されているようなのだ。(単なる私の妄想かもしれん)
野菜は草と同じ植物。自分たちの成長のために一番いい環境を自分たちで作り上げているようなのだ。山の草は肥料も入れないのに勝手に毎年大きくなる。自分たちで自分の環境にあった土を自分たちで作っているのだ。それと同じ事を野菜もやっているとしたら。。。?農薬はいうにおよばず、化学肥料や牛の糞が入った野菜をわたしたちは食べているとしたら。。。?
スーパーで買った野菜は、レイゾーコの中で腐ってとける(そこまでほっとく私はずぼら)。しかしウチの畑で採れた野菜はいつまでーも腐らない。カレカレになるだけだ。大根の葉っぱなんか枯れないどころか、冷蔵庫の中で成長している(!)
コレは本来の野菜の姿なのではなかろうか。たのもしくどこでも育つ。だからこそ人間がそこに目を付け、数ある草の中から選び出し、特別に栽培した長い歴史があるのだ。
「あら~、麦が大きく育っているわねえ~。上手に育てたわねえ~」
と、近所のおばちゃんが言った。
いや、おばちゃん、私が上手に育てたわけではないのです。麦が上手に育ってくれたのです。
絵:単行本表紙
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4 件のコメント:
枝豆も上手に育ってくれたらいいねぇ。
あと3箇所に隠し植えたセリ君たち・・・
え?
どこに隠し植えたんだあー!
こないだっからわけのわからんものばっかり植えるでない。
これから得体の知れないものがいっぱい出現してきそーだなー。。。
南西の角、入り口入ったすぐの柵の所。
ともう一箇所は川岸に自生してくれない
か、目論んでます。
お、いいねえ〜。
ついでにクレソンも川岸に植えたい。
植生変えちゃうか?(コラアー!)
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