2009年11月27日金曜日
ビックリキクイモ
キクイモを収穫。
キクイモって聞いたことなかったんだけど、北海道で自然栽培を営んでおられる方からいただいたのだ。形は...なんかこんぺい糖のお化けみたいな感じ。食べてみると、レンコンのシャキシャキ感とかすかにゴボウのようなアジがする。形に似合わず癖もなかった。イヤシイ私は「ゆっくりあとで食べよう〜」
と、冷蔵庫に保管。そのまま忘れる(よくやる)。
で、ある日野菜室に見かけない袋を見つける。
「何だっけ?これ」と開けてみるとキクイモ。(なに忘れてんだ?)
するとキクイモから芽らしきものがでているではないか。
「さすが、北海道産は違うなあ〜。冷蔵庫にいても芽が出てくるゼエ〜」
と、キクイモを小さく分け、無造作に畑のすみにつっこんだ。
それから春に小さな芽が地上に顔を現わし、どんどん成長した。夏本番頃は私の身長を軽く超えていった。2メートルを超えようとするころ、かわいい黄色い花が咲いた。それがちょうど菊の花に似ているので菊芋なのだそうだ。近所のおばちゃんにもお花のおすそわけをする。なかなかいい花だ。花も楽しみ終えて、枯れはじめた。そろそろ収穫時。
そして先日、友達と掘ってみた。
枯れ枯れになった枝を切って、根元を持ち上げる。
それらしいものは見当たらない。根っこのまわりにはこんもり土がついていた。穴が開いた畝を覗いたが、何も見当たらない。
「おっかしいなあ...。まだできていないのかな....?」と、手を突っ込んでガザゴソやった瞬間、ごつごつしたものに触った。もちあげてみると、土にまみれたこんぺい糖が....。
それからどこに手を突っ込んでもこんぺい糖に触る。根元のまわりについた土のかたまりは全部こんぺい糖だった。それからそのまわりを探るとデルワデルワこんぺい糖の嵐、嵐、嵐〜〜〜〜〜っ!(キクイモです)2株ちょっと掘っただけでバケツ2杯になった。恐ろしくなった私たちは、まだ残っているこんぺい糖をそっと土の中に隠した....。
何でも聞くところによると、キクイモは「天然のインシュリン」と言われるほどイヌリンがぶっちぎり豊富なのだそうだ。
イヌリンは血糖値を上昇させない。インシュリンの分泌を抑えるから、糖尿病予防や肥満予防に効果がある。また腸内のビフィズス菌のエサになって、整腸作用や便秘解消になるそうな。
なんだかわからんが、現代人にはよさそうじゃないか。相当栄養価の高い野菜らしい。野菜というよりは野草に近いそうだが。
きんぴら、サラダ、煮物、揚げ物、お漬け物。なんでもござれ。キクイモ、バンザイ!
翌日、恐る恐る土の中にそっとしておいたキクイモを探す。あったあった。またどんどんでてくる。おいおい、畝の外にまで広がっているではないか。わしに断りもなく、一体どこまでイモ作っとんねん!
どうも高尾の土地がこのキクイモさんには合っていたようだ。近所に糖尿病で悩む人々がたくさんおられる。まわりでキクイモを植えているの農家はみあたらない....。ぐふふ...。ここ高尾をキクイモの産地にしてしまって、糖尿病の一気解決だー!
夢は広がるどこまでも(単なる妄想か?)。
絵:「ハーバードビジネスレビュー」掲載
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4 件のコメント:
なんか、女房は”タウリン”と覚えてたみたいですが・・・。
調べてみましたら、”菊芋のイヌリンは、果糖が30個ほどつながった最後尾にブドウ糖がくっついた構造をしてい”るそうです。”ジャガイモやサツマイモの糖質は、イヌリンは含まれ”てないそうです。
人は、イヌリンを分解する酵素をもたないため、糖でありながら極めて低カロリー。という事です。
また、イヌリンは、”胃腸を通過するときに水分を吸収してゲル状になり、腸内の糖を一緒に巻き込んで体外へ持ち出してくれる”そうです。
つまり、甘いけど吸収されないので、太らない、血糖値を上げない。
という事なんですね。
ふんふん。なるほど。
さすが、ぱぱさんのママさん、いーからかげんがいいですなあ〜。タウリンってあなた、リポDじゃないんだから!
ま、リンつながりという事で、大目に見てあげよう。
ほー、果糖が30個つながった尾っぽにブドウ糖がくっついた、ですか....。なおわからんっちゅうに!
よーするに、なんか身体によさそーということですな。酒飲みにもええちゅうことでんな。ぱぱさん、調べてくれてありがとう。また掘って食うベエ。
ポテチにしたらソフトに揚がって旨かった。
きっとでんぷんが無いから、固まらなかったのかも知れん。
きんぴらにしたらうまかった。
後、いためてケチャップとソースにあえてもうまかった。
でもキムチ鍋に入れたら、ダンナに泥臭いと怒られた。
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