間引きをする。
ひゃあ、間引きをするなんていつやっただろ?
いままでは双葉が出ても、間引きするまもなく、次々にコオロギに食べられて、ムラムラに「自然間引き」されるだけだった。それが頭にきて、がむしゃらにまいてしまい、今度は間引きできないくらいにビッチリ生えそろってしまう。うんざりしてほったらかしにしてると、そのうちまたコオロギに全滅にされる。そんなことばかりだったここ数年。
今年はどーしたことか、スジ蒔きした、ミズナ、チンゲンサイ、小松菜、白菜、壬生菜、ルッコラ、コリアンダーなどの葉もの野菜を間引きできている。コオロギもなぜか食わない。黄緑色の若い葉っぱがそれぞれの畝の中で、2列にお行儀よくならんで育っている。ぐふふ。なんでや?
いろんな農法を巡り巡った結果、「どんだけ楽にできるか農法」をさぐっている真っ最中。
今年はたんじゅん農法もたいへんなのでやめてみた。だって草を刈って、それをハミキリで細かく切って(これが驚くほど怖い。歯に指をちょっとでもかすりでもしたら、さっと切れて血がどぼどぼになる)、それを畝に撒き、それをまたすき込むことの大変さよ。耕耘機でもない限り、ムリ!買ったシュレッターはもったいないので、ウチの木をチップした木っ端は、後で大きく育った苗のそばにマルチにすることにする。
とにかく土の中になんにもいれないことにした。米ぬかも油かすも堆肥も。
今年もまたメヒシバとイヌコロ草が畑いっぱいに生えた。ぶちぶちと手で引っこ抜けるほど土が柔らかくなっているので、ひっこぬいて、双葉が出るまでの草マルチにだけする。
畝の土は、軽く5~10センチほど耕すだけ。試しにスコップを突っ込んでみるが、柔らかい所もあれば、固い所もある。だけど気にせず、そのまま種を蒔く。その上にさっき刈ったメヒシバをのっけて、芽が出る間で蓋をする。双葉が出れば、その草は畝道にどける。自然農では、そのまま草マルチをおいておくが、芽が出ると草をよけるようにへろ~っと双葉が徒長しちゃうもんで、後の処理が大変になる。だからはずすことにした。ほら、これ新聞紙の代わり。
思い出せば、一番最初の開拓したばかりの頃。あの時はなんにも土に入れなかった。あのとき間引きして以来の間引き。
人間、あれしなきゃ、これしなきゃといろいろやる。いろいろやるうちに、なんだか混乱してきてわけ分んなくなる。ほんでもってまた色々調べまくって、ますます混乱する。
人の畑の結果聞いたって、しょせん人の畑。自分の畑は自分で見んとしゃあないなあ。
これ、自分の生き方と似ている気がする。人の話ばっか聞いても、しょせん人の話。じぶんのことは、自分で真正面から見んとしゃあないなあ。
2 件のコメント:
「そのまま草マルチをおいておくが、芽が出ると草をよけるようにへろ~っと双葉が徒長しちゃう」
←なるほど!!!
そーそー。やってみなけりゃわからんでしょお?
そろそろ男らしー仕事っぷりもいいけど、女々しい仕事もやらないかい(笑)?
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