2010年8月19日木曜日
石けんなし生活結果報告その3
石けんなし生活を初めて1、2ヶ月たったころ、とつぜん咳が出始めた。めったに風邪を引かない私が引いた。その風邪はなんだか少し変だった。とにかく咳がすごかった。今考えると花粉症の季節を終えた頃だ。朝も昼も晩も、文字通り一日中咳をする事が半月近くつづいた。ダンナもさすがに心配していたらしい。しかし私はこれは石けんなし生活の結果なのだと何となく感じていた。ずっとたまりたまった毒素が出ているに違いない。
私は皮膚が弱く、小さい時からいろんなクスリを飲んだり塗ったりしてきた。手はいつもあかぎれでひび割れて赤く晴れ上がっていて、いつもクスリのお世話になっていた。夏は湿疹あせもでただれ、化粧水もつけただけで皮膚がただれる。あっちこっちに塗るステロイド軟膏は常備薬だった。20代半ばまで塗っていた。今調べると副作用がすごい医薬品だったようだ。
先日船瀬俊介さんの『くすりは飲んではいけない!?』という本を読んだ。すごい。すごすぎる。それはクスリのあらゆる副作用、そしてクスリとして効果のない現実を徹底的に書いてある。それを読むと、「ああ、そりゃ、毒素もたまってたはずだわい」と納得する。たぶん私の咳はステロイド剤だけでなく、シャンプーや石けんや歯磨きや、ありとあらゆる毒素を出そうとするニンゲンの反射運動と、人体改造計画を自動的に行っていたんではないか?と思うのだ。
そして咳はある日突然、ぴたっと終わった。
その本はいう。
ギリシャの医聖ヒポクラテスがいう。『人は内に100人の名医をもつ』と。その名医とは自然治癒力のことだ。生命は常に正常に戻ろうとする!!野生動物はからだに異変があったとき、じっと動かず何も食べず、ただひたすら寝る。そうやって治していくのだ。今のニンゲンのする事と全く反対じゃねえか。
安保徹教授も船瀬さんも言う、痛いのはからだが治っている最中。だから痛いのはからだが何もするな、動くな、というメッセージを送っているのだと。
それってすごくね?よく考えたら、すごくシンプルで、わかりやすくね?もしも私が身体だったら(変な言い方だな)、その人に動いて欲しくなかったら、「痛い」という信号を出して動かせなくするよ、うん。
ところが私たちは、「痛い」とは、とんでもない事で、なんとかしなきゃと大騒ぎする材料で、お医者さまんとことさ、そそくさと出向いていって、治してもらわなきゃ治らないとおもっているのだ。ところがこの本は、緊急の場合をのぞいて病院に近づくなという。寄るな触るな病院とクスリ、なのだ。
痛いとどうにかしなきゃいけないと思うのは、自然の摂理ではない。ニンゲンが勝手にパニクってどうにかしなきゃとおもうだけなのだ。動物はただ寝る。ウチの犬もそうだった。ユタが病院にいきたがったのではない。私たちニンゲンが病院に連れていかなきゃとおもったのだ。そこに私たちが脈々と続けて来た行為がある。痛いとどうにかしなきゃ、と。そこから混沌への道のりがはじまる。今の医療は食べなきゃいけないといい、痛みは取らんといかんと言う。そしてクスリと言う名の毒を盛られる。最初は症状が軽くなる。対処療法なのだ、痛さを単にとるだけ。そんなの根本治療ではないに決まっている。クスリが切れるとまた痛みが戻る。そしてまたクスリ。ところがニンゲンのからだはそれに対抗をし始める。やがてそのクスリは効かなくなる。するとお医者さまはもっと効く毒をくれる。だが、肝心の病気の治療にはなっていない。ひたすら表に現れてくる不快なモノだけを取り除くと言うモグラたたきのような治療方法。。。
こういう風にニンゲンのからだの中には、自然ではないものがたまっているのかもしれない。もちろん人によってそのだし方は違うはずだ。私は咳という症状だったのかもしれない。
今は皮膚もただれないし、あかぎれも全くない。うっすらと油分を保ってくれている顔にも化粧水をつける必要もない。かさかさお手手にもならないから、冬も手にクリームを塗る必要もない。皮膚は内蔵と直結していると聞く。皮膚を健康にする事が内蔵まできれいにする事なのかもしれない。快便なのはそのせいか?
石けんなし生活を初めて、自分のからだがいかに精巧にできているかを身をもって感じているやまんばであった。
絵:似顔絵
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
つくしさん、こんにちは。
つくしさんの描くお花の絵、とても好きです。眺めていると幸せな気持になる。
つくしさんと同じく私もずっとステロイドを処方されていました。アトピー体質だと言われて。怖い薬だと身をもって知るのは、やめた時なのだよね。
今、たまに私の体が臭ったりするのは、食べ物や睡眠時間も原因かと思うけれど、今まで使っていた薬やなんやかんやの影響なのかな、というのも勝手に考えている。
いつか本来の体の機能を取り戻せるといいなあ。時間をかけて痛めつけてしまったから、回復するのにも時間がかかるかもしれない。頑張ります。
へい、らっしゃい!(居酒屋か)
お花きれい?ありがと。でも自然の偉大な美しさには全く遠いのだ、おはずかしい。修行します。
そーなのよ。自然農と同じなのだ。噴出させてセイジョー化する。でもさ、あんまり自分をいじめないでね。クスリ飲んでたっていーじゃないの。知らなかったんだもん。これがキクと言われれば、誰だってするよ。
自然は勝手に正常に戻るとする。自然の勝手にさせましょう。
「し〜ぜ〜ん〜、なぜ、もどる〜、しぜんのかってでしょ〜」(カラスの替え歌より〜そんなのねえよ)
コメントを投稿