うちのダンナはよく人に悩み事を相談される。
あの風貌が妙な説得力を感じさせるのか、
置かれた状況がそうさせるのか。
彼は最初はこうしたらいい、ああしたらいいとアドバイスをするが、
相談者はその後それをやっている節が見当たらない。
相変わらず、また同じ相談を持ちかけられるそうだ。
「それでこの間、
『お釈迦様が言った「この世は幻である」という言葉、知ってるか?と
言ってやったんだ。
すると彼らはドキッとした顔をして、後退りする。」
「この『お釈迦様が言ってた』という枕詞が大事なんだ。
でさあ、知ってんだよ。それ。
この世は幻想だって、みんなどっかで知ってんだ」
「へーえ。本当に?」と私。
「そうさ。
で、彼らは「そっ、、、それは言わない約束でしょ!?
そうじゃないとこの世界で遊べないじゃん!」と、
無言で俺に言ってくるんだ」
「マジでー?」私は大笑い。
「で、その人はどうするの?」
「その後しばらくは相談に来ない。でも忘れた頃また来る」
「その時はどうするの?」
「お釈迦さんがさあ~。。。というと、また後退りしてもう来なくなる」
それは究極のお悩み相談の回避の仕方だな。
「悩みも遊び。
悩むことも彼らにとっては遊び。」
と、ダンナはいう。
くれぐれもうちのダンナに悩み事は相談しないように。
高台は私が綺麗に処理してやった。











