2022年11月3日木曜日

ピンク色の不安

 


『あなたは自分が作り出すものを信じる』

朝読んだコースのテキストに出てきた言葉。


ドキッとした。

そうだ。昨日の夜、私は不安に襲われて、その不安にのたうち回ったんだった。

それはなぜかピンク色をした不安だった(なんでやねん)。


言葉として具体的には出てこないが、

多分そのピンク色の不安は、展覧会の準備が止まっている不安だろう。


八ヶ岳でのリトリートのノリがまだ心を占めているから、

モードが展覧会に戻ってこないという焦りからだ。


だから心はその恐れを解消しようとするために、

その準備をどうするか、何をやるかとゴーゴー考えている。


ところが、そういう不安という恐れを取り除くための考えは、

恐れが土台になっているので、とうてい解決などできない。


自我の思考のノリで、心が晴れる答えなど出せないのだ。

同じ水平上に立っている限り。


この頭で考えてもダメなのだ、、、

「せっ、、、聖霊さん、、あなたの見方を教えてください。。ううう~~~。。」


しばらくすると、ふっと、針の先っちょのような考えが。。。


「これ、ウソなんちゃう。。。?」


ウソ。。。?

そうか。。。このピンク色の不安は、ウソなんや。。。。


苦しさの中で思った。

この感情(恐れ)が、この世界を実在するように見せているのだ!


恐れがくる

恐れをのけようと必死で考える

よりこの世界がリアルになる


そうか。。。そういう仕組みだったのか。。。



なんか気が抜けてきて

気がついたら朝になっていた。


で、朝読んだテキストに冒頭の言葉が。


ですよね~~~~。


はい。あのピンク色の不安は

「私が作りました!」


で、その自分が作ったものを


「私は信じましたー!」



『あなたがいかなる嘘を信じていようとも、

それは奇跡にとって問題にならない。

奇跡はどのような嘘でも同じく容易に癒すことができる』

テキスト第2章Ⅰの5




それから私は、自分の心にやってくるピリッとした不安、恐れ、おののき。

それらを相手にしなくなった。


例えば、ふと誰かさんが今頃私の悪口を言ってるかも。。。

という思いが出てきても、

「あ。これウソや」と気がつく。


悪口とは、分離しているという証しなのだからウソに決まっている。

そしてその兄弟と私が分離しているという囁きを訂正し、

その兄弟と一緒に互いの神聖さを感じる。


そんな風に、見方をどんどん変えていくのだ。

心はひとつだから、

その瞬間その兄弟との分離は消えているのだろう。



ウソに気が付き始めると、心はウソばっかし言ってる(笑)。


そうやって、この世界の問題をニンジンのように目の前にちらつかせ、

パクッと食べることをそそのかしているのだ。


ほれほれ。

ほ~れほれ~と。


これ、アダムとイブが楽園追われた原因のヘビの声だ。


自我は自分が消えることを恐れている。だから必死。

いないことがバレるから。




こうやって自我の束縛から解放されていくんだな。

(山下清か)





絵:ミステリー表紙イラスト




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