車の中から人の往来をみる。横断歩道を大勢の人たちが足早に歩いている。
やまんばはぼんやりおもう。
ああ、みんなの原動力はお金なんだなあ。
会社に出勤する人、買い物をしに出かける人、銀行にお金を下ろしにいく人、お昼ご飯を食べに行く人、。。。み~んなお金が絡んでいる。
もしこの世にお金がなかったら、人々はここまで動き回るだろうか。
あれがほしい、これが作りたい、消費の欲求、創造の欲求。もしお金というものがなかったなら、ここまでほしい欲求も、あそこまで作りたい欲求もなかったのではないか。ランボルギーニもフェラーリも作られなかったのではないか。
物々交換であったなら、ランボルギーニを手に入れるには、そうとうのブツが必要になる。それを手に入れようなどと一般庶民が思っただろうか。
また物々交換だけなら、「よし!めっちゃ派手な車を作ってやろう!」なんて発想があっただろうか。
お金という何にでも使える代用品ができたからこそ、
「お金を貯めてランボルギーニ買うぞ!」となれるし、
「よっしゃ、人々をあっと言わせちゃうような車作るぞ!」
となったのではないか。
デパ地下のおいしいモノたちも、グッズのかわいいモノたちも、スペシャルなサービスも、みんなお金をゲットするために作るし、そしてまたお金を使うためにある。
お金ってなんとなく、お金の話をするとえげつない感じがするけど、でもそのお金のお陰でここまでおもしろい世界が広がったんだなあって、はじめておもったやまんばであった。
なんとなくお金が存在することのいい部分がちょろっと見えた気がしたんだ。
神様は粋なものをお作りになるなあ。
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