きのう山沿いの線路際を歩いてたら、いたるところが掘り返してあった。
「はは~ん、イノちゃんめ、ハデに耕してくれているなあ」
梅の木のまわりをきれ~いに耕してある。土の中に空気を入れているかのよう。イノシシは山のファーマーか?ガーディナーか?
やまんばはそこで、はっとする。
た、確かあそこあたりに先日悪ガキオヤジたちがイノシシを埋めてあったはず。。。。
そーっと視線をずらし、土まんじゅうのあった場所を見ると、平らになっているではないか!げ!まんじゅうがない!
やまんばはおそるおそる近づいた。平どころではない。あきらかに掘り返してある。近づくにつれて、茶色い木の棒のよーなものが土の下から突き出しているのがみえる。もっと近づくと、木の棒の先っちょが、二股に分かれている。
木の棒、二つに割れた先っちょ。。。?
目線を下のほーに移していくと、毛もくじゃらが!!!!
やまんばはみた。土にまみれたイノちゃんのあんよ。
げげげーーーーーっ、といいながら、さらに近づく。
毛に覆われたおなかが見える。しかし、ない。食ってる!食ってる食ってる!共食いじゃねえかあああああーーーーーっ!
「でもさあ、よく考えたら、土の中でウジ虫が発生しているわけで、きっと彼らはそれ食ったのよ、イノシシ。」
と、さっき目撃した話を高尾のカフェで友だちに話す。
「つくしさん、イノシシを美化しちゃあいけません。虫を食べただけだなんて。共食いですよ。と、も、ぐ、いっ!」
現実的な友だちは言い放つ。
帰り道、また同じ場所を通る。今度は逆方向からながめる。じっくりと。
あばら骨が見えている。その中はからっぽ。そして、前足なのかあたまなのか、原型もわからないよーに食われていたのは、あきらかに肉であった。
共食いイノシシちゃん。
死んでむくろになってもその身を仲間に明け渡し、明日の糧となるあなたは偉大だ。
どこだんべ??
返信削除梅林の奥。。。
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