朝起きてゴミ出しにいったら、キジョランがとんでいた。杉山をバックに白いキジョランが飛ぶ。ふわふわとどこにむかっているのやら。やがてそれは所定の位置に着陸。そこで芽を出し、まるでずっとそこにいたかのような顔をして大きくなるのだろう。それをめざしてまたアサギマダラがやって来る。あの、ふわふわした飛び方の蝶は、あるいはキジョランの花の飛び方がうつったんだろか。
「キジョランってねえ、キジョが髪振り乱して飛んでるみたいに見えるからキジョラン」
そういって、やまんばは真っ白い頭をぶんぶん振り乱してみせる。
「あ、ほんとだ。キジョだ」
ふじだなコーヒーで妖怪会議を終え、妖怪銀座を歩きながらキジョランを見つけた妄想少年とやまんば。
「キジョってねえ、鬼の女って書くんだよ」
「え?ぼく、貴婦人の貴って書くんだと思った」
貴婦人が髪振り乱すかよ。この、熟女泣かせのおとぼけやろうめ。
キジョランって、蘭科じゃないいんだって。って今調べたんだけど・・・(笑)
返信削除だはー。
返信削除ガガイモ科なんかなんだってなあ〜。
じゃ、キジョイモじゃん。
しかしキジョイモじゃあ、ロマンチックにちとかけるぜよ。