2011年3月8日火曜日
何もしないという行動
花粉ふりそそぐ今日この頃、みなさまはいかがおすごし?
先日、あまりの目のかゆさにガマンが出来ず、ものすごい目をかいてしまったら、その直後から白目の部分があれよあれよという間に膨張し始め、水ぶくれ状態になった。その凄まじい形相はお岩さんをもしのぐ!で、相変わらず何もしないで自然治癒に任せる。(良いこの皆さんはマネしないでね)かゆさをガマンし2日でなんとかニンゲンらしい顔に戻った。のもつかの間、これでもかと毎度襲ってくるかゆさにいてもたってもいられず、ふとおもいついた。
あ、ハッカ油があるではないか。
ハッカ油をちょいとティッシュに落とし、それを鼻で吸うとす~っとした感覚が鼻から喉に行き渡り、かゆさもやわらぐ。それを目にいかせるじゃないの。我ながらナイスなアイデア。しかしハッカ油は一筋縄ではいかないつわものだから、用心に用心を。
さて、100倍に水で薄めたハッカ油をちょいと指の先につけ、折り畳んだティッシュにちょんとつける。そのティッシュをおそるおそるまぶたに近づける。決してまぶたに触らない。まぶたまでの距離1センチ。なんともない。さてもう片方にもおなじことをやる。最初にやった左の方がふとジン。。。としてくる。
あ、来たな、右も来るかな?すぐに右の方もジン。。。としてくる。
。。。ジン。。。ジジジン。。。ジジジジジン。。。。。ジジジジジジジジジジ~~~~~~~ンンンンンンン!!!!!!!!
ぼおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーっ!
「ギッ、ギャア~~~~~~~~ッ!!!!!!」
雄叫びが部屋中に鳴り渡る。
なんと表現すれば良いのか、目から炎が3メートル先まで吹き出し、千本の針でぶすぶすと瞳を突き刺されるような強烈な痛みが顔の二カ所にピンポイントでやって来た。ヘビ女が凄まじい形相で画面いっぱいに叫び上げるあの恐怖のシーンが浮かんだ。
「失明する!!!」
慌てて洗面所で水で洗う。全く利かない。タオルに顔を押し付ける。全く利かない。ますます痛みは巨大化する!目も開けていられないし、閉めてもいられない。手で押さえるのはもっとつらい。妖怪のようにふらふらと部屋中をさまよい歩く。全神経が目にいき、目のお化けのようになる。なすすべもなく、窓際に座り込む。相変わらず目から炎が吹き出し、千本の針で刺され続ける。ぼたぼたと涙が落ちる。ただただその痛さを感じているしかなかった。目のかゆさなんてどっかに吹っ飛んでしまった。
この状況を打破するために、いい手があった。「心頭滅却すれば火もまた涼し」というではないか。そこで感情を切り離す事をやってみる。痛みを外から観察するのだ。
離れない。クソ。全然離れないではないか。痛さが激しいと、人は死を予感するのかもしれない。動物的本能が「死にたくない!」ともがくのだ。死にたくない!は、感情そのものだ。だから痛みと感情はビッタリとくっついてはなれないのだ。
涙を落としながら、その場で5分。。。10分。。と耐える。だんだん痛みが薄らいでくるのがわかる。そしてあの激烈な痛みは消えていった。。。
痛みは感情と全くセットになっている事を知る。それは、死と即座に結びつくからだ。動物的本能が観念の世界をこえる。このままいくと死ぬ!と思うと、人はありとあらゆる事をやってそこから逃げようとする。だがどうやっても何も変わらないと知れば、ただなりゆきを見守っているしかないのだ。
人生もそんなもんかもしれない。どうやっても何も変わらないし、何も変えられないことがわかると、「そのままにしておけ」ということか。すると自然の成り行きや自然治癒で、すべては刻々と変化していく。石けんなし生活もそうだし、畑もそう。何もしないという事が、実は本当の行動だったりするのだ。
実体験を通して色々知るなあ。
私がこの世に生まれて、今日で半世紀たった。
絵:「メディアファクトリー新書/新幹線を運転する」日本人の英知と感覚の鋭さをまざまざと教えてくれる一冊です。
相変わらず、チャレンジャーだなぁ・・・。(笑)
返信削除では私は、止めておきます・・。
何かと合わせて薄めておいたらいかがなんでしょうか??
100倍に薄めておいてこれだもんなあ。。。原液でやったら、いったいどーなっていたことか!
返信削除湧かして湯気を浴びるのはどうよ?と知り合いにいわれました。それもやってみるか。
。。てゆうか、さっさと点眼液付けろって話だよな。
お誕生日おめでとうございます。
返信削除「石鹸なし」関連で辿りつき、石鹸なし生活の手引書のように、毎回楽しみに読んでいます。
目、お大事にしてくださいね。
リス吉さま
返信削除いらっしゃあ〜い。
ありがとうございます。50です。
ふお。うら若き乙女が、海外でやまんばまっしぐらですか。いけませんねえ。
石けんなしで、ますます大和美人になっちゃってください。
石けんなしは、いーかげんが一番(良い加減ともいう)。自分を実験台に、ニンゲンの可能性を探求しましょー。