2009年3月24日火曜日
勝手に石けんなし生活
歯磨き粉をやめ、石けんでからだを洗うのをやめ、シャンプーもリンスも使わなくなり、2、3週間経つ。
すこぶる調子がいい。花粉症の症状もまったくと言っていいほどでなくなった。
なんやー。早く言ってよー。ならこんなに悩まなかったのにイ。
最初シャンプーしなくなってごわごわしていた髪も、油分が毛先の方に徐々に降りて来ているのか、だんだんしっとりとし始めて来た。シャンプーしない友達が言うことにゃ、さらさらになるまでに半年かかるらしいから、このまま継続して効果を見よう。
でも何と言ったって、驚いた事にゃ、あのダンナのかぐわしい加齢臭(失礼!)が、うんともすんとも臭わなくなっていることだ。
理屈で考えればおかしなことだ。石けんは、「バイ菌が繁殖するのを防いで、からだを清潔に保つ」はずなのだ。だから石けんでからだをゴシゴシしないとトンでもない事になるはず。
シャワーをあびながらからだをさすっているだけの今。
なのにいつもお肌はすべすべで、わきがも臭わない。さらにあれほどからだを拭いては臭くなっていた彼のバスタオルまでが、石けんを使わなくなってからは全然臭わずサラッとしている。
これはとてつもなくバイ菌が繁殖している証拠なのか!!!
私は、どっかでニンゲンは裸一貫で生きていけるはずと思っているフシがある。
それは幼いときから母のからだの様子を見て来たからかもしれない。学校から帰ってくると、母はいつも床に付していた。枕元に洗面器を置き、げーげーと苦しそうに吐いている。吐き出すものは全部吐き出している。それでも吐きたがる。その母の背中をさすりながら、私も苦しかった。
彼女はものすごい頭痛もちで、ノーシン、バッファリン、セデスを何十年もあびるように飲んでいた。いつも「お薬、お薬」といい、彼女の手元に「お薬」がなかったら、パニックにおちいる。もしこの世にセデスがなくなったら、きっと彼女はその場で死んでしまっていただろう。彼女は死ぬまでセデスを買い続けなければいけないのだ。
そんな人生は私は耐えられないと思った。
自然農法の巨匠福岡正信さんの言葉に「何もしない運動」というのがある。
自然はものすごいバランスで動いている。何かが起こった時、それには原因がある。しかしそれはその前にあった事の結果であり、その結果の前に原因がある。そしてその原因は別の結果であって、その前に原因があり....と延々と続く。
つまり原因というのははじめっからないのだ。自然というダイナミックなエネルギーが、宇宙的な巨大なバランスによって調節をしているという事実があるだけだ。それはニンゲンの計り知れない叡智の中にもぐりこんでいる。
作物はニンゲンが作るのではなく、自然が作り上げるものなのだと強調する。ニンゲンの浅い知恵では、原因と結果を求めてただぐるぐるするだけである。だから何もするなと。
ニンゲンもその宇宙の一部だ。浅い知恵で目の前の事に振り回されて「あれがだめならこれ。これがだめならあれ」とどんどんいらん事を増やしていっている気がする。
バイ菌が繁殖するといけないからと、石けんを使う。でも皮膚は絶えず入れ替わり、自分で新陳代謝している。その大事なお仕事を石けんで洗い流してしまうから、皮膚さんはあせってよけいエネルギーを消耗しているのではないのか。
バイ菌退治の名目である歯磨き粉で、せっかくの粘膜がどんどんはぎ取られる。でも粘膜さんは、文句もいわずにせっせせっせと作り直してくれている。
なんかいっぱいいらん事をしているんじゃないだろうか、ニンゲンさんは。
そのいらん事が臨界点を越えたから、花粉症などの苦しい症状が出る。これは一つの警鐘?
「もー、ええかげんにせえよ、ニンゲン!こんなん延々とやってられっかい!」
って皮膚工場で働く細胞さんが、さじを投げる。ストライキを起こす。
ニンゲンと言うスーパーコンピューターは、ニンゲンさんが頭で考えるより、じつははるかにすごいマシーンなんじゃないだろうか。
久しぶりに読みはじめた福岡さんのことばは、私に元気をくれる。「何もしない運動」は、作物だけでなく、ニンゲンのからだや心にも利く。
私が誕生日にもらった言葉「自分のからだを信じる」ということはすなわち、そういうことなのだ。
ちなみに、母のその後?
彼女は「60歳になったら、頭痛が消える」と、勝手に決めていたので、60歳になったらそうなった。
今は何も飲んでいない。(なんじゃそりゃ)
絵:「温泉で花見」coopけんぽ表紙
数日前から追随してます。
返信削除シャンプー止めました。
石鹸、最低限残しやめました(足とか)。
そして今日のティッシュの使用量:
屋外:1/10
屋内:変わらず
今日時点での推論:
効果はありそう。ただし、家庭内ダスト
(家庭内暴力にあらず)か、すでに溜まっ
てるアレルゲンに反応してる????
対策:要観察とともに家庭内ダストなどの
除去に勤める。ささらほうさらアカン!
おうー、まいうぅーぱぱさんごくろうさまです。
返信削除ちょっとは効果があったようでなによりです。
私も最初のうちはよけいにいろんなものに反応しました。家庭内ダストは、そのままでいいんじゃないでせうか?だって、アレルギーを止めるためにダストをとってたら、アレルギー反応は克服されないじゃないじゃないですか。ダストはそのまま、ほっぽっときましょー。そのうち免疫が出てくるとおもんです。
ちなみにうちのおばさんは、いつも出る咳が止まったようです。ダンナは目の痛みが治り。
たぶん、人それぞれのからだのヨワイ部分が治っていくんじゃないだろうか?と推測するわけです。
健闘を祈る!
ところで、1997年当時って、毎回「けんぽ」の表紙書いてましたか?
返信削除としたら、当時毎号見ていたかも。
もったいなや・・・。なのか、
何かの縁やねぇ~。なのか。
うん、描いてたよ。
返信削除けんぽさんとは、なが〜〜〜〜いお付き合いをさせてもらっている。
その1997年当時はニューヨークにいたけど、毎回日本に作品を送ってました。
いまもやってます。今はカラーではなくなって2色刷りになったけれど。
まさかまいううーぱぱにみられていたとは!
世の中狭いねえ。