2023年11月25日土曜日

外に力を与えていた


 

お金って、もらうなら、できるだけ多いほうがいい。

でも払うなら、できるだけ少ないほうがいい。


それが二人の間で行われていたらどうなるんだ?

駆け引き。腹の探り合い。


互いの妥協点を見つけ、「まあ、これくらいで」と決着をつける。


この世界はそんなことで動いている。


で、減ったら、また稼がなきゃ!と次の一手を考える。


ずーっとお金のことに縛られているなあ。


そーいや、仕事って、お金を稼ぐためにやることがほとんどだ。

いや生きるってこと自体がイコールお金を稼ぐことだ。

お金のために生きて、いっときの休息に息抜きをして、そしてまたお金のために仕事する。

それが人生ってもんさ。と、思っていた。




実は今、全くお金にならない仕事をしている。

こんなこと、今までやったことあるかなあ。

自分が動くこと、イコール、お金になる仕事、

もしくは、お金に結びつくよなあ~、

なってくれるといいなあ~という目論見のもとでやる仕事(笑)であったのだ。

それが全くお金にならない!


「これ、100万円単位の仕事だよ」と友達に言われて、

「おお!」と思った。

その時なんだか嬉しくなった。


旦那にそのことを話すと、

「そりゃ、天国に100万円分の貯金をしているんだよ」とも言われる。

さらに嬉しくなる。


お金って、あってもなくてもいいのか?(そこ?)


その時、私はお金に力を与えていた自分に気づいた。


お金の金額の高さ次第で仕事の喜びがあるものだと、今までなんとなく思ってたんだ。

でもこの間、すごく低い金額の仕事をした。

だけど自分が向かう姿勢は今までとなんら変わらなかった。


そしてここにきて、全くお金が発生しない仕事をやっている。

それでもそれに向かう姿勢は同じだった。


なんだ。お金の額次第じゃなかったんだ。

ましてや、支払いあるなし、関係なかったんだ。。。


今までどれだけお金に力を与えていたか。

それが増えた減ったということに心が振り回されていたか。

それで苦悩してどうにかしなければと躍起になっていたことか。


この感じ。この間、ノジマで感じたことの延長線なのかもしれない。


自分の外に力を与えていた。

その力しだいで、私は幸福にも不幸にもなると信じてきた。。。

ということも気がつかないほどの全くの無意識だった。


でも違ったんだ。

その力は外にはない。

私にあったんだ。


私の中で世界は動いている。


今まで、世界が私を動かしていると思っていた。

だから世界をコントロールしようと躍起になっていたんだ。



全ては自分から出ている。

外に見えるものは、私が信じている結果だ。


自分から現れてきたのだから、

その原因を自分に戻そう。

私にはその力がある。




絵:稲盛和夫似顔絵





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