2022年10月18日火曜日

素敵な言葉!


 

「私は神さまが住まわれる家です」


ある方のブログの中のこの言葉が私の心を射抜いた。


この言葉を自分に語りかけると、フワッと広がる。


「家で」というのがいい。


体ですと言ったりしたら、境界線を感じる。

内と外が分かれている感じで、その中に神を閉じ込めるように。



しかし「家」というのは、実は漠然としている。

一つの建物だけではなく、庭もあるし、住んでいる場所や地域にまで広がる。

生活している場所だ。


いやそんなふうでもないかもしれない。

なかなか上手く言えないが、

神と私は一緒にいるという感じがするのである。


その時自分は体だという感覚が消えている。

どこまでも広がって行き、神の中で休らう。。。




最近、近所で夜になると鳴く犬がいる。

鳴くというよりは、泣くという感じ。

ずいぶん年老いて、外飼いをされている。

ひょっとしたら痛みがあるのかもしれない。


その彼にそっと心でささやく。

「あなたは神さまが住まわれる家です」


その瞬間、私の頭の中の彼の姿が消えた。

そして彼の泣く声が、喜びの声に聞こえたのだ。


私:「え。。。喜んでる?」


犬:「くう~ん、くう~ん。悲しいフリをしているよっ!

ほら!ほら!ね?楽しいでしょ!?」


、、、マジっすか。

そうか。悲しいフリをしていたんだね。。。。

ウンウン、たしかに真に迫っている!うまい!


布団の中で笑いがこみ上げてくる。喜びが溢れてくる。

真っ暗闇の中で最高に楽しくなってくる。

そうか。私はフリをしているんだ。



そうか。そうか。。。。

これ、フリなんだ。。。!


神から離れたというフリ。

という、とんでもない罪を犯したというフリ。

だからこそ罰を与えなきゃいけないというフリ。

で、この世界を作ったフリ。

でその世界の中で苦悩しているフリ。。。。


だけどすっかりそのフリをフリと忘れてしまったのだ。

真剣に取り組んでしまったのだ。



でもフリだから真実じゃない。

それを思い出させてくれるのがこの言葉だ。



「私は神さまが住まわれる家です」





絵:ぽんぽこたぬき



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