2022年1月26日水曜日

胡蝶の夢


 

胡蝶の夢。


夢と現実とがはっきりと区別できないこと。

とある。


中国戦国時代、荘子は夢の中で自分が蝶になり、花の上で遊んでいたが、

夢から覚めてみると、自分が夢で蝶になったのか、

蝶が自分になっていたのかわからなくなって驚いたという話。



これ、どっちかって話じゃなくて、どっちもだと思うな。


自分が蝶になった夢を見ている。

はたまた自分が人間になった夢を見ている。


荘子の胡蝶の夢は、私たちに別の見方を変えてくれる。

本当に私たちは人間なのか?と。




その夢を見ている自分とは、

コースによれば間違った心によって夢の中に没頭してしまった神の子。


夢と現実の区別がはっきりしていないのではなくて、

そもそも夢の中にしか、私たち(人間)はいない。


ブッダもこの世は夢だと言った。

この輪廻から出ろといった。


私たちは人間で、生まれては死ぬを繰り返す、

肉体を持った生き物だと信じ込んだ信念を捨てて、


夢から覚めようじゃないかと。




絵:「あめがくる」蝶と葉っぱ





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