先日雪が降った。
南国育ちの私はちょっとの雪でもワクワクする。
長野育ちのダンナは「そんなもの雪ではない」
とコタツの中で本/奇跡講座に夢中。外を見向きもしない。
だから一人でいつもの場所に出向く。
傘をたたんで、雪の中で佇む。
肩に腕に雪が降り積もる。
自分のカラダがまわりに同化していく。消えて行くみたいで気持ちがいい。
目の前に美しい風景を見た。
絵にしたくなった。
上の絵は、和紙で制作した「雪の梅林」。
アメリカのミステリーの仕事はパソコンでやるが、
自分の作品は和紙で、めいっぱいアナログで作る。
手で味わう和紙の感触がたまらない。
意図せずして出来上がる不思議な風景にいつも驚かされる。
しかしパソコンのイラレではそうはいかない。
触覚はマウスのみ。手の作業と、それを作る目の位置が違う。
これはパソコンならではの現象(笑)。
そして全てを計算しつくす。いわば偶然性がない。
このまったく違う二刀流のやり方に、昔はどっちが本当の私だ?と引き裂かれていたが、
今は一人ほくそ笑む。
どっちも私じゃ。
さてそれに近い感覚なのか、最近私はかなり無責任になってきた。
あおい青年期は4周ぐらい回った還暦過ぎたおばさんが、
社会に反旗をひるがえすわけでもなく、
密かに非社会人的になりつつある。。。。w
以前はものすごく世の中のことを深刻に受け止め、
自分の行為に対して全責任をかぶって生きていくのが正しい在り方だと思ってきた。。。
(ケーサツ官の娘っぽいやろ?)
んが、この頃どんどんアホになっていく。
そもそも私は何にも知らなかったのだ、何もわからなかったのだとわかってきたのだ。
アホの確信!
だから何かを決定しなければいけない時、
「私は何もわかりません」と心の中で言う。
それが実に爽快なのだ。
わからないことが恐ろしいことではなくなった。
むしろわからないことが、とても楽しい(笑)。
どゆこと?
長くなるかもしれんので、続きはまたのお楽しみ。
絵:「雪の梅林」/和紙
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