2018年2月6日火曜日

「それがある」と意識した時から、それがある。


「それがある」
と意識したときから、それはある。

先日畑からの帰り、雪の重みで倒れた竹の枝が額に引っかかった。
「いて」と思ったが、まったく忘れていた。


ある日、トイレの鏡で、自分の額に一本の赤い筋が入っているのを発見。
「あ。あんときの竹の枝で引っ掻いたんだ。。」
と気がついた。

それからすぐに、
「なにそれ!どうしたん!?」とか、
「えらい傷があるけど、猫でもいるんですか!?」
と、皆ビックリしながら言ってくる。

自分でみえないから、傷の自覚なし。
化粧もしないし、クリームも塗らないので、鏡を見る習慣がない。
だから自分の顔がどうなっているのか、2、3日まったく知らなかった。

おもしろいなあとおもう。
それまでだーれもその傷に気がつかなかった。
トイレで私自身がそれに気がつくまで。

「私の額には傷がある」
と意識した瞬間から、それは存在し、皆に見つけられるのだ。

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