夕方5時になるとビールを飲む。
「麦汁プッシューっ!」てね。
その時つまみに食べる畑の野菜が最高においしい。
畑からとって来たばかりの野菜をそのままで、ゆがいて、蒸して、時には揚げて。
シンプルにお塩かマヨネーズで頂く。
口に入れた瞬間、フワーーッと広がる触感と美味しさ。噛めば噛むほど、どんどん味わいが深くなる。それが消えるか消えないかというビミョーなタイミングで、麦汁を流し込むのだ。
プワーっ!極楽極楽っ!
そのたびに思うんだ。植物って、なんていろんな味があるんだろって。
こうして文字で書きおこすことなんかできない、ありとあらゆる味。
スナップエンドウとソラマメ
ノカンゾウとノビル
梅酒
きんぴらごぼう
キュウリの味。トマトの味。ピーマンの味。スナップエンドウの味。ソラマメの味。ジャガイモの味。
そういうだけで、口の中がその味を再現する。
同じ豆科の植物だけでも、それぞれがまったくちがう味を出している。スナップエンドウ、ソラマメ、枝豆、落花生、インゲン、絹さや、グリーンピース、えんどう、、、、
ほらね?それぞれがまったくちがう味!
ほらね?それぞれがまったくちがう味!
ナス科の植物にいたっては、ナスの味、ジャガイモの味、ピーマンの味、トマトの味。。。ぜんぜんちがうでしょ?
なのに、なんでそれぞれがおいしいの???それがとっても不思議!
なのに、なんでそれぞれがおいしいの???それがとっても不思議!
5時の麦汁タイムは、かれらの味のちがい、そして美味しさのちがいを、たっぷり堪能させてもらっている時間なのだ。
ちっちゃな蒸し器で蒸した、ちっちゃなじゃがいも。アツアツの皮をつるっとむいて、ホクホクのじゃがいもさんを、ちょこっとお塩をつけてほおばる。
それに比べて(比べちゃ失礼だが)、お肉さんたちの味の種類の少なさよ。豚さん、牛さん、ニワトリさん。。。それぞれの味の振り幅のちがいはたいしてない。(角度でいうなら30度くらい?w)
お魚さんたちはまだその味の幅は広いが(魚角度60度)、野菜さんたちの振り幅の広さは、お肉さんや魚さんのレベルを越えている。まさに360度か?!(どーゆー基準やねん)
こんなにもたくさんの「味」を生み出してくれているかれらに感謝します。
今日も地球の真ん中でお礼を叫ぶ。
「ありがとう!」
「ありがとう!」
絵:「うんちく居酒屋」MF新書表紙イラスト
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