夜中に背中がかゆくて目が覚める。
かこうにも手が届かないビミョーな位置。
そこで実験開始。
その身体に感じるかんじを、ただ感じてみる。
「どんなかんじ?」
「かゆい。。。」
という言葉が出て来ると、とたんにかゆくなる。
だが、今自分の身体に感じているもの、ぴりぴりしたかんじ、なにかおもたいかんじ、そこに何かが存在している感じ、など、そのものを味わっていると、「かゆさ」とは違うなにかの反応が起こっているのに気づく。
それだけを見ると、かゆさなんかどこにもないのがわかる。
だが、またあたまの中に「かゆい」というフレーズが出てきたとたん、かゆさが現れるのだ。
これはいったいなんなんだ?
だから私は、今じーっと背中に起こっているできごとにだけ触れ続けた。
気がついたら朝になっていた。
言葉は、現象をクローズアップしてしまうようだ。
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