2014年10月17日金曜日

んまー、ご親切な方々!



ものを売ろうと思ったら、この手がいい。

Aという商品を売ろうと思う。
しかしすでにみんなはBという商品を日常的に使って、こと足りている。
そこでこーゆー話を持ちかける。
「知ってますう~?」
と、Bの欠点を教えるのだ。

「えっ、そうなの?」
ほら、くいついた。

そこですかざす、Bのその欠点がいかに問題か、そしていかにカラダに悪い影響を与えるか、などなどをこそっと教えるのだ。
「え~~~~っ、どーしよー。。。」

教えられた人はもうその商品が使えなくなる。動揺する姿を目視する。
ここから本題だ。
「ご安心ください。じつは。。。。」
と、隠してあったAをもちだす。
あなたはそれを買わずにはいられなくなる。。。。ふっふっふ。

これは商品だけじゃなく、Aというシステムといいかえてもいいし、Aという宗教でもいいし、Aという法案でもいい。

な~んだ、これ。デーヴィッドアイクの「問題→反応→解決」と同じじゃん。
『陰謀論』というと、どでかいなにがしが問題なのだ!というけれど、よーするにわしらの日常の中に、ふつーにあるのだ。

コマーシャルでもその手はいっぱい使われているでしょ。テレビだってそんな特集をわざわざやって恐ろしがらせる。んで、その解決方法は。。。。と、ご親切に教えてくれる。
んまー、ご親切な方々!



ところが、そのBの欠点とは、いかようにでも解釈できるものだったりする。よくAとBを照らし合わせてみると、五十歩百歩だったりする。問題定義をだされたとき、それが本当に問題であるのか、よく吟味することだ。

じつは肝心の問題は、その問題を提示されたとき、パブロフの犬のように、自動的に「いけない!」と反応する自分に気がついてないことだ。
だからそのまま連れて行かれる(笑)。

この世には、そういうパターンがそこら中に転がっているのを知っておくのもいいかもでござる。





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