2014年6月3日火曜日

畑どおよ



ズッキーニの苗が、ついにウリハおまわりさんに全部食われた。なぜかキュウリは乗り越えた。
芯だけになった小さなズッキーニの苗を眺める。
ちえっ。やっぱりダメ苗だったんかなあ。。。だけどまだ芯がある。完璧に死んでないってことか?

やまんばは芯だけの、なさけな~いズッキーニの苗たちにネットをかける。こんなふうになるんだったら、初めっからネットかけとけば良かった。だけどネットってなんだかテイコーがあるのよね。。。
とかなんとか、ぶつぶついいながらかけてると、ネットの長さが足りない。しょーがないから、かけてる苗とかけてない苗で実験してみる。

一週間たった。
ネットをのぞいてみると小さな葉っぱが出てきてる。しめしめ。まだ生きてるど。で、さぞかしネットのないところはウリハおまわりさんが来てるはず。。。とみると。。
いないではないか。
しかもネットをかけた苗と同じよーに葉っぱが出てるし。しかもおまわりさんいないし。
ネットの意味ないじゃーん。
とゆーわけで、経過は次回のお楽しみ。
(だれもまっとらんわい)


さて、絹さやもスナップエンドウもしこたま食った。
スナップエンドウは初めて種を降ろしたときは、生きてるのか死んでるのかわからないくらいなさけな~い代物だったけど、細々と種取りして4年。今はなり方がすごい。
ここら辺じゃ育てるのがむずかしいらしく、近所の畑の強者どもは育ててない。ちょっとドーダ理論。

イチゴもだんだん増えてきた。
去年買った苗を畑に降ろして、食べたイチゴはわずか。その苗から出たランナーを育てて、今年はイチゴ畑コーナーを作った。ほったらかしにされたランナーたちは、畝間の谷底で実をいっぱいつけて頑張っている。もちろん一切肥料なし。

普通は親苗はウイルスがいるかなんかで、掘り起こして捨てるのだそうだが、欲深~いやまんばは、そのまんま放置。すると苗は3倍ぐらいにでかくなって、わらわらと実をつけている。その子供たちも小さい苗ながら実をつけて頑張っている。
去年は真っ赤に育ったわずかばかりのイチゴはいつも野生のだれかさんに食われて、やまんばとしては戦々恐々としていたが、今年はまったく被害なし。いったいどーなっているのやら。。?

近所のおばちゃんが庭で育てているイチゴを一ヶ月程前に見せてもらったことがある。葉っぱがやけにでかくてびっくりした。やまんばんちのイチゴの葉っぱの3倍ぐらいあって、色も濃い緑色だ。そのおばちゃんがいう。
「このあいだイチゴ2個なったわよ」
2個っすか。。。(きっと直径が20センチくらいあるにちがいない)
「おたくは?」
「はあ、まあ、ぼちぼち。。。」
はいっ、しこたまなってますっ、とは言えなかったぜよ。



他の畑の野菜は葉っぱが濃い濃い緑色で、図体がえらくでかい。だけどでかい図体の割には実が少ないよーなきがするのは、気のせいか?
絹さややソラマメやイチゴの成り方をみてておもう。やまんばんちのは、ちっこくてコンパクトな身体のわりに実がけっこう成る。効率がいい成り方とでもゆーのだろーか。

一般的には身体をうんと太らせれば、実もそれに応じて育つと考えられている。だからせっせと肥料を与える。だけど肥料の効果は、図体のほうがでかくなるってことだったりして。。。。葉ものにはいいけど。

今、ウチのダイコンやアブラナ科の野菜が子孫を残そうと種をつけている。よく見ると、ちっこい苗の方が種をたわわにつけている。

やまんばは三浦ダイコンの一番でかいヤツを種取りしようと取っておいた。でもこのダイコン、種がちっとも育たない。
反対に、枝を大きく広げてブットイ茎に大きな種をしこたまつけているダイコンを引っこ抜いてみれば、わらってしまうぐらいちっこいダイコンの根。
これはどーゆーことかいの。

つまり自分が小さいと、ある種の危機感を感じて、我先に、そしてできるだけ多くの子孫を残そうとするんではないだろうか。前者のでかいダイコンは、余裕ぶちかまして実をつける気がないとか。

ある程度の飢餓感を感じさせておかないと、余裕ブッコイてなまけるんかもしれんな。
肥料たっぷりの畑の野菜は、
「あん?手を伸ばしゃ、いっくらでも食いもんがあるぜよ。」
とちっとも子を作る気がない。

あれ?
これどっかで聞いたことのある構図。。。。



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