畑は今、草ボーボーである。
イヌコロ草とか、メヒシバとかの葉っぱで、畝、畝間、全面青々とした葉っぱで埋め尽くされている。
しかしやまんばはそれをほっぽっといている。
野菜の根元を草で覆い尽くされていようがいるまいが、野菜は育つときはぐんぐん育つし、育たないときはじぇんじぇん育たない。だから草刈ったからといって、野菜が大きくなる、とは限らないかんじがしている。
ジャガイモは、そのまわりが草ぼーぼーであろうがなかろうが、まったくカンケーない。大きないもを育てようという気が本人に(つまり、ジャガイモ様に)あればあれば育つし、その気がなければ育たない。やまんばがどんなにあがいても、まったくムシされる(笑)。
ならばどーしてニンゲンがわざわざこのクソ暑い中、死にものぐるいで草を刈らねばならんのか。
この日本は湿気だらけだ。それにあわせて植物だらけだ。
ある山を管理するおじさんが言ってた。
「日本は植林なんかする必要はねえ。ほっぽっときゃ、勝手に森に帰る。」
彼はある山に関する団体に所属している。その団体はしょっちゅうイベントをもよおして、親子に植林をさせている。そのイベントのために、前もって膨大な手間がかかる。山の下草を刈り、山道を作り、がけを整備し、保険をかけ、苗を大量にどこからか買ってくる(笑)。大人数のためのトイレの準備、食事の準備、人員確保。。。イベントのためにあらゆる気も金も使う。植林は自分たちでやればそんな準備はいらない。いったいなんのためにやっているのだ。山のためじゃなかったっけ?
山に詳しい彼が、この行為がどういう事なのかわかっている。だが、
「おらあ、こんな馬鹿げたことが、いったいどこへいくのか見極めてやる」
とのこと。
そのくらいこの国には湿度がある。だから草が生えてトーゼンなのである。草から森になるのだから。
それを目の敵にして引き抜きまくる必要があるんだろうか。
野人さんが言ってた。
自然と生えてくるような環境をわざわざ否定することもなかろうと。
今年の畑はキュウリがよくとれる。下草はぼーぼーのところもあれば、あまり生えないところもある。適度に混ざり合った草が生えているところがいい感じでキュウリもよくそだっている。
ナスも草ぼーぼーの中でいる方が元気に実をつけている。ルッコラの双葉も、草の根元に生えてくる。たぶん草が吸っている水をわけてもらっているのだろう。
今年は夏の初めに水が少なかったから、草によって水分を保ってもらっているかんじだ。
さて秋まきはどーするかな?
お陰さんで、味濃いぃよ!
返信削除おおっ、濃いい〜〜かい。
返信削除では、そのままほっぽっとくか。