2013年6月3日月曜日

おばばのまっしろいおケツ



朝、5時半、カーテンを開けた。
いきなり目の前に、おばばのおケツがあった。

あろうことか、わが家のとなりの空き地で、しかもわが家のフェンスのすぐ横で、ノグソをたれておられたのだ。
おばばは、そのまっしろいおケツをやまんばに惜しげもなくあらわにし、用を済ませた後、中腰になってチッシュで菊の御紋をフキフキされておられたところであった。
 
なんというタイミングなのだ。
やまんばが一分でも遅くカーテンを開けていたら、そんなものにご対面させられなくともすんだのに。
その日に限って早く目が覚め、その日に限って早めに起き、実にタイミングよく出会ってしまったのだ。これを運命と言わずしてなんと呼ぼう。

後で考える。
そのノグソおばばが誰か、窓からこそっと確認も出来たかもしれぬ。
うんこはやがて消えていくが、チッシュはなかなか消えないものだ。山でも時々チッシュが隠れひそんでいる。そーゆーのを見ると、なんとも言えない気分になるから、
「せめてチッシュは持ってかえってね」
と、ひとこと声をかけてもよかったかもしれぬ。

だがどっちもできなかった。
だって、あんな時間によその土地の人がわざわざここにやってくるはずはなく、ましてや60すぎの(70すぎかもしれない)都会のおばばがうろうろしているはずもない。
ということは、十中八九ご近所のはず。
その顔を見てしまったやまんばは、きっとこれからそのおばばを、ノグソおばばと呼んでしまうであろうし、ずっとそのことをわだかまってしまうかもしれない。
そして「チッシュは持ってかえってね」なんて声なんぞかけてしまったひにゃ、ただでさえノグソはどこか罪悪感を伴うであろうに、そこに駄目押しをするがごとく、目撃されて声かけられたら、ショックで卒倒してしまうかもしれぬ。

ダンナにその事を話すと、
「あんた、いっつもうんこの事ばっかり考えているからよ」
といわれる。
ダンナにいわせりゃ、
「きょうはうんこでた」とか、
「きょうはうんこでない」とか、
聞きたくもないのに、何かにつけていちいちうんこの話ばっかり言うそうだ。(しらなかった)
だからそんなもの見るんだ、という。

そーいえば、やまんばは、男衆がノグソならぬ、ノションをするのをしょっちゅうみかける。そのおばばがノグソした場所は、いつもノションされる場所なのだ。やまんばはいつもそれを目撃してしまううううう。。。

やはりしょっちゅう考えている事は、現象化する。
ああ、また引き寄せたくもないものを引き寄せてしまった。。。

だけど、ほんとはそれが好きだったりして。

午後、現場を覗く。
チッシュの上に、不自然に草がのっけてあった。



2 件のコメント:

  1. まいうぅぱぱ2013年6月3日 18:11

    目撃したのは初めてでも、いつもしてるんじゃないの?常連さん。

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  2. げげげ〜〜〜〜っ!
    よしっ、たしかめてやる。

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