山の麓のコーヒー屋さんで、妄想少年(30代)とやまんばは、団塊の世代10人ほどのオヤジたちにまぎれて話を聞いた。
「おお、久しぶりだねえ。中学校の卒業式依頼だねえ」(どんだけ前や)
中学時代のクラスメートが、偶然みんなで出くわしちゃったらしい。
「最近の同窓会で、前の方にいた頭の薄いやつをみて、どっかで見たやつだなあ。ありゃわしらの教頭先生じゃないか、なんていってたら、わしらの同級生だったんじゃあ~。わっはっは」
(じゅうぶんあなたたちも教頭先生に見えます)
「ほら、クラスの○○ってやついたろ、あいつこの間死んだんだ。
「そーか、死んだか。」
落ち込むでもなく、次々に話が移っていく。
「ムダに元気なんだよね、この世代の人たち」
と妄想少年がつぶやく。
「ほんまに。」
とやまんば。
「高尾山にはこーんな人ばっかが歩いている。メチャクチャ元気」
毎週高尾山に登る彼はうっとおしそーにいう。
となりでオヤジが嬉しそうに聞いている。
ここにくる山オヤジどもは、10時頃にはもう高尾山に登った帰りだ。高尾山は午前中あらよっとウオーミングアップ用の山なのだ。
ここにくる山オヤジどもは、10時頃にはもう高尾山に登った帰りだ。高尾山は午前中あらよっとウオーミングアップ用の山なのだ。
こんだけ元気だと、このまま10年は山に登り続けるだろう。すると遭難者もうなぎ上りにあがっていくんだろな。お山に山桜が増えるのかもしれん。高尾山は巨大な墓地になるんかいの。それもまた情緒があって優雅でいいかもしれん。
「これからなにしようっかなあ~。おれ、ここに来るといつも午後からなにしようかと悩むんだ」
ピンクのポロシャツ姿でいい感じのとなりのオヤジがつぶやく。
引く手あまたで、なかなか退職できず、おまけにしょっちゅう出張している忙しいオヤジだ。たまの休みじゃないか、寝てたっていーじゃないか。でもよく聞くと、午後は父親の法事があるらしい。彼にとってはそれだけじゃスケジュールが埋まらないらしく、
「パチンコでも行っかあ~」と、青空を見上げていた。
ほとんど意識は中学生のままのようだ。
ただスケジュールの内容が違うだけで。。。
私の中学校のプチ同窓会の永遠のテーマは
返信削除「いかにして大人になるか!」です。
54-55歳のいや時のやることは理解できないんです。
はたからみたら、じゅーぶん大人なんですけどねー。。。
返信削除どーして人間は構造的に、永遠に自分の姿は見えないんでしょうか。。。?
家々!!精神的には子供なんですっ!!
返信削除やっぱ、からだが勝手にじじいやばばあになるだけか!(笑)
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