夜中に目が覚めた。
全身汗だくだ。
うっきもちがわるい。のみすぎた。はきそう。はこうか。どーしようか。そんなにのんでないはずなのに。ああ、はきたくない。。。
身体は、真ん中で線を引いたように、くっきりと、右側が燃えるようにあつく、左側がひえきっている。
やばい。まただ。なんで左ばかりがこんなに冷える。。。おかしい。ああ、はきそうだ。なんとかしなきゃ。。。
しばらく布団をかぶったりはがしたり、あついの寒いの、ともだえて、その状況に抵抗する。
そのとき思った。
前も同じようになった。同じように半分冷えて半分あつくなった。そしてはきそうになった。はきにいったが、出るものはなく、胃液ばかりだった。
あれ?ひょっとしたら、これは身体がバランスをとるためにおこなっている状態なんじゃないのか?この半分冷えて半分あついというものは、身体にとって必要な作業なんじゃないか?だったら、何もこれに抵抗する必要はないんではないか?
そう思い、大の字になってその状況をそのまま受け入れた。
するとほどなくして吐き気がなくなり、気持ちが落ち着き、知らないあいだに眠っていた。
朝は早くから目が覚めた。あの吐き気や酒の存在が跡形もなく消えて、爽やかな身体がそこにあった。
私たちは、身体や、ある種の状況が、いつもと違うとおもうとあせる。あせって、その状況を、いつもと同じ姿になんとかもとにもどさなければいけないとおもうようだ。
だけど、どうしていつもと同じにしなければいけないと思うのか。それはそのとき起こった状況が未知だからだ。その後がどんなふうに変化するのかわからないから不安なのだ。だからいつもの状況になんとか戻そうとする。
もうひとつある。
酒を飲んだ事への罪悪感だ。ああ飲み過ぎたからこんなふうになってしまった。ああ、私がわるかった。早くこの状況を元へ戻さなければ!というおもいだ。
自分が引き起こしたわるいこと(と、おもっている)への罪悪感が、よけいにその状況を冷静に見えなくさせ、吐き気ももよおして来るのだ。
ひょっとしたら、身体は完全なるコンピューターで、
「あん?バランス崩れちゃったから、戻しちゃおうっと」
といって、いじくっているだけなのかもしれん。
それがわたしの目から見れば、
「ああ、左が冷えきってて、右が熱い!おかしい!」
と思い込んでいるだけなんじゃないか。
それはちっとも酒飲み過ぎたからわるいわけでもなんでもないのじゃないだろうか。ただ現実として、身体がバランスをとっている、ただそれだけなのではないか。
ここでも、いい悪い、という判断が、勝手に自分で自分の首をしめているのを見つけるのであった。
半分冷えて半分あつく
返信削除の感覚、初めて聞きました・・・。
なんかご迷惑掛けちゃったみたいですね・・・。
すいません。
懲りずに今後とも宜しく!!
じぇんじぇ〜ん!
返信削除のみすぎてないもーん。
気にしないでええええ。
こっちこそ、今後ともよろしく!