2012年6月26日火曜日

ミミズが増えた!いーことなの?わるいことなの?

今年の畑は、ミミズが爆発的に増えた。
野菜の苗の足下の草を引き抜くたびに、にゅる〜っと顔を出す。畝間の草引き抜くたびにごろんと現れる。でっかくてまるまる太ったフトミミズ(たぶん)がうじゃうじゃいる。。。。
え”〜〜〜〜〜っ。

自然農の川口さんは言う。
「山にミミズはいないだろ?本来は畑にミミズはそんなにいないもんなのだ」

たんじゅん農法の林さんは言う。
「ミミズ自慢は恥じ自慢」

なんで?
去年までは本当にミミズが少なかった。年々減っていってた。だが、今年はどうだ?これで商売(ミミズ売ってもーけるのだ!)できるぞ。

やまんばは複雑だ。
だって。。。。まさにたんじゅん農法やってからミミズが増えたのだ。
剪定チップを入れ、草をすき込み、落ち葉をいれる。。。いままでとなにがちがうかというと、それをやってから何かが変わったのだ。それをやってミミズが増えたとしか考えられない。それとも雨が多いせいなのかなあ。

有機農法の人に言わせれば、「ミミズ!さいこー!」ってなるのだ。
もーなにがなんだかわかんない。なにがどーいいのか、なにがどーわるいのか、わかんなくなった。


あるヒトのブログでこう書いてあった。
「ミミズは、よく肥料によってくると言うけれど、本当は別の所に理由があるのではないか?」

人間が考えついたアイディアで、ミミズさんの出現理由を作っているけれど、本当の所はだれもわからない。ミミズさんに「あなたはどういう理由でここにいるんですか?」と直接インタビューしたわけではないから。

ということは、肥料によってくると人間が勝手に思っているだけなのだ。
ミミズがいるという事は、肥料があるからだという仮説に基づいているものだから「肥料につくのは良い事」(有機農法)と「肥料につくから、その土は肥毒を持っているからだめなのだ」(自然農、たんじゅん農法など)という考え方に終始してしまう。だけど、ほんとは肥料とカンケーなく動いているのなら、いる事の意味はもっと別の所にあるのだ。

人間はなんでも「いい」「わるい」と区別する。
そのいいこととは、結局人間さまのご都合主義なのだ。もっと太らせて食うのだ〜という欲から来ている基準なのだ。有機農法だって、自然農だって、自然栽培だって、たんじゅん農法だって、み〜んな、うまいもんを食うための「いい」「わるい」なのだ。

ミミズさんは、人間の欲が渦巻く世界にカンケーなく、ひたひたとご自分のお仕事をなさっておいでなのだ。
やまんばはそのまま受け止めて、ことのなりゆきをたのしむことにする。

2 件のコメント:

  1. つくしさん

    高知は美しいところですね。自然に力があって、以前行ったときに大好きになりました。もし移住するなら候補地です。

    私のところも今年はみみずが多いです。記事を書こうかと思っていたくらいです。雨が多いからかなあ、とも思います。

    みみずがいるのは土が出来ていない証拠とか恥ずかしいとか言われてもねえ、と思いますよ。私も初めはそうなのかと思ってましたが。

    私もチッソは人為的にやらずに、草だけをやっているのに、どんどん増えるわけです。そして確実に団粒構造になり、色も香りも良くなり、生育も良くなっていると思います。みみずの糞や死体はチッソなど養分を増やしているからということもあると思います。
    なので、10年後はわかりませんが、現時点ではみみずは神様、と思っています。

    みみずを不要というのは、それ以外の方法で養分供給する方法のある方ではないでしょうか。たんじゅんなら糸状菌とか。

    どうなんでしょうか。

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  2. 北鎌倉さん、いらっしゃ〜い。
    高知!いいでしょ?
    いっぺん住んでみいや〜。

    そっかあ、北鎌倉さんところも多いのかあ。
    ミミズがいる事がいいとかわるい事とか、そんなの人間の勝手な言い分ですよね。今年は、なりも良くなってきています。何かがどんどん変化しているのでしょうね。その過程の途中なのでしょうね。いちいちの現象に一喜一憂する必要はいんでしょうね。
    北鎌倉さんのご意見に勇気をもらいました。
    ありがとう。

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