サラダ用の水菜がそろそろ元気がなくなって来た。11月頃はぐんぐん大きくなって間引きしながら楽しんだ。だけど12月に入ってからグンと寒くなったり、霜が降りたりするうちに、ちょっと黄色くなって成長が止まってきた。
しかし北の方の畝に植えた別の種の水菜は今どんどん大きくなっている。サラダ用の水菜は高さが20センチくらいだったが、野口種苗で買った固定種の京水菜は30〜40センチになってきて、まだこれから大株になろうとしている。緑色も濃い。
この二つの水菜の違いは、前者、自然農仕様。後者、たんじゅん農法仕様。サラダ用の方は近所で買った交配種。同じ種を入れて実験すりゃよかったなあと後悔する。
明らかに持久力がちがう。
上に生えている草を刈って、畝の上に乗っけただけだと、土の下にある微生物のエネルギーが使い果たされてしまうのだろうか。
今畑にある秋野菜、ほうれん草、コカブ、キャベツ、白菜、ノラボウ、ブロッコリー、ケール、大根、タアサイ、絹さや、スナップエンドウ、など、サラダ用の水菜以外、みんなたんじゅん農法っぽい方法でやってみた。
草を根元から刈る。ハミキリで10センチくらいにカットする。畝の上に載せる。剪定チップを載せる。さらさらっと米ぬかと油かすをうすく蒔く。で、さくさくと10センチ程すき込む。その上に、残りの草か、一センチくらい剪定チップを乗っける。(ときどき米ぬかと油かす入れるのを忘れている)というやりかただ。
するとどうだ。去年の今頃の畑とえらい違う様相を呈している。苗で買った白菜なんか、でっかく巻いたりっぱな白菜になってキムチ作っちゃった。なんだか畑っぽいだろー。(レベル低過ぎる?)
コカブと、ほうれん草とキャベツとノラボウが並んでいる。みんな緑色がちがう。コカブは黄緑色、ほうれん草は濃い深緑色、キャベツは青みの強いそして上に白い粉を吹いたような緑色、そしてノラボウは、黄緑色に少し青みを足して、赤みも入った複雑な色合い。同じ野菜なのに、こんなにも色が豊富でみんながそれぞれにちがう色をしているとは思わなかった。スーパーでは気がつかなかった野菜たちの色のオンパレードだ。
あのまま自然農でこの秋野菜を作っても、ある程度は出来たのかもしれない。それはサラダ用の水菜が教えてくれた。だけどその後の持久力、大きくなろうとする力は、やはり土の中に入った草たちの仕業じゃないだろうか。
これからも実験は続くのであった。
たぶんね。っ心をかけてる時間の長さだと思いますよ。<-って俺がいうなぁ!!
返信削除でた。ひとりつっこみ。
返信削除先日は木星をありがとうございましたあ〜。
木星、後でお空に返しといてね(笑)
返信削除あと、たんじゅん農法って、むしろ単純じゃないじゃん!!
あ、返すの忘れてた。
返信削除たんじゅん農法ねえ。
それがなあ。ほーんとむずかしーのよ。。まだ研究の真っ最中のようです。それがまたおもしろいところで。
山の落ち葉を今拾ってます。
つくしさん
返信削除北鎌倉です。来年は再度たんじゅんも再挑戦してみますね。
以前から気になっていたのですが、米ぬかふってすぐに土に入れて病虫害とか大丈夫なんですか?
林さんは窒素がダメだとおっしゃっていたから、僕は米ぬかも全く使っていません。でも以前の林さん講演のメモ見たら、草刈って半生で米ぬかおおさじ1杯(1㎡につき)とある。
あれー。どういうことでしたっけ?米ぬかふる理由はなんでしたか?
よろしくお願いします。
北鎌倉さん、いらっしゃ〜い。
返信削除そーなんですよ。私も林さんの言葉が「あれ?まえとちがう。。」ってのがあります。
剪定チップは生、生、生!すぐに入れる!すぐに種入れる!って言ってたんですが、今は、半生にするとか発酵させるまでまつとかいいます。
米ぬかもやはり北鎌倉さんのメモのように少量いれるといっています。
なんでもやってみろってことじゃないでしょうか(笑)。
人は失敗する事を恐れますが、失敗しないと身に付かない。人の意見聞いても自分の畑は人の畑と違うんだし。
挑戦するたのしみです。
林さんも「過去を忘れろ、捨てろ!」といいますし。たんじゅん農法は今進化の途中なんでしょうね。
いやむしろそれが自然に対する正しい態度かも。。。