2011年6月5日日曜日

うちでレセプションパーティ




きのうは、うちに大勢の人が集まった。
おとついから始まっている「ふじだな珈琲」での海沼武史写真展「breathing- 吐息ノ艶ヲ愛デル」のレセプションパーティ。今回は額装ディレクター中村明博氏とのコラボである。

額と写真との重要性はこれまであまり話題にされた事はない。しかし中村氏はそれをいきなり公にした。彼は、単なる写真と額というあたりまえにある関係を、お互いがお互いを引き立てあう異次元のモノに変えてしまう事の驚きを与えてくれたのだ。

そして海沼は実験した。
「ウチの家中に写真を飾ってみよう」
二人は壁という壁に(アメリカ人の家みたいに)、写真を飾った。

私は基本的に壁に絵をかけるのはきらいであったので、最初はどうなるかと心配した。これがなんと、全く違和感がない。うるさくもない。むしろ部屋の中にいくつもの窓があって、そこからあらゆる風景がのぞいているかのようだった。二人のコラボのせいである。それら自身が放つ空間性がみごとに生活の中に別の次元を生み出していたのだ。

レセプションパーティには、額を作って下さった額職人の方もわざわざ遠いところ、おいでくださった。厳しい目をした緊張感のある方だった。これからこの試みがどんなふうに展開していくのか、全く未知数である。それがまた心を振るわせてくれる。人は引かれた線路の上を走るのも好きだが、何もない荒野を進むのはもっと好きなのだ。

やまんばといえば、ひたすらへたくそな料理を作ってはばたばたとすごしていた。パーティの最中にデニッシュ生地の食事パンを作り続けるのは、ちと高度すぎた。反省。

なによりもみんなが、お花やケーキやお酒をもってきてくれたおかげでずいぶんと華やいだパーティになりました。
みなさま、遠いところ、高尾までお越し下さいましてありがとうございました。


絵:孫天狗、黄昏時にケータイする

4 件のコメント:

  1. まいうぅーぱぱ2011年6月10日 0:47

    本番いけずにすいません・・・。m(__)m
    ただ、やっぱ飾り付け一つとってもセンス
    感じさせていただきました!さりげないん
    ですがねぇ・・。我が家では出来ない・・・。

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  2. いえいえ、のぞいてくれてありがとねえ。
    あんだけ飾るとうるさいはずなのに、さりげなかったでしょ?中村君のセンスですよ!

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  3. これは、6月中に、ふじだなに行って見てこないと!

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  4. ついでがあったら、うちにもよってね。今月中はうちにもかざってあります。

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