お、お〜〜〜。ほうれん草がない。
スパルタで育てた一切肥料なしの、自力でがんばって長さ12センチほどに成長していたほうれん草ちゃん。寒さにもめげず、縦に伸びるのをやめて横にロゼッタ状に広がっていた。それがみ〜んなあとかたもなくなっている。その畝にほうれん草があった形跡もない。
鳥ちゃんだ。
大きく育ちそうな予感のノラボウ、順調に育っていたキャベツ、ブロッコリー、ステェックセニョ〜ル、ケール、芽キャベツ、バラのように広がった白菜、ことごとく鳥ちゃんについばまれていた。みんな芯だけ残して骨川スジエモンになっている。おみごと!
さぞかしうまかっただろうな〜。栄養たっぷりだもんな〜。
特にほうれん草!
ほうれん草は肥料食いといわれている。元肥を5センチの厚さは掛けないといけないといわれているほど。でもそんなことウチの畑はカンケーなし。自力で栄養とってこい!とほっておいた。そのおかげで、すこしず〜つ育っていたのだ。生でかじるとあま〜〜〜イ!濃厚な味がお口いっぱい広がっちゃう。あ〜、もう少し置いておこう。ちょっとつづ食べちゃおう〜と、欲かいているうちに、
「え?これ食べないの〜?じゃあ、食べちゃうよ!」
と、鳥ちゃんに食べていただいたのだ。
しまった。今頃だった。そうだ。上納金を鳥に渡したのは。
でもご安心を。鳥ちゃんは、
「ねえさん、ほうれん草うまかったぜい。ここにお代をおいておくぜい」
と、ぷりっと黒いちっこいお代を置いていってくれるのだ。
畑のねえさんは、そのお代でまたうまいほうれん草を作るのだ。(負け惜しみ)
絵:「かっこいいおにいさん」
枝豆といい、サトイモといい、自然への上納金が高いですねぇ・・。
返信削除まぁ、みかじめ料か・・・。
みかじめ料ですかい。
返信削除一見取り分は少なくても、中身濃厚ですから。
ちゃんともらっています。
ありがたや〜。
(とはいっても、はて今年はどーなる?期待しちゃいます)
骨川スジエモンって、なんだか、懐かしい感じ。桜の咲く前は、鳥も必死ですね。
返信削除私が子供の頃、つくしって名前がいやで、母ちゃんに泣いて頼んだことがある。
返信削除「オガーちゃん、この名前いや〜〜〜っ。みんなにバカにされる〜〜〜〜。変えて、変えてええええ〜〜」
すると、オガーちゃんは、
「ほんなら、骨川スジコにするかね」
というから、
「するする!!!私、骨川スジコになる!」
と訴えましたが、無視されました。
骨川スジコの方がいいって、どんだけ嫌だったんでしょうかね・・・。って、苗字変わってるし・・・。
返信削除いまじゃ、もっと凄い名前たくさんあるのですよ。小学校の下駄箱見たら、一体どう読むのか想像もつかないもが並んでいます。
「つくし」じゃ普通過ぎよ、今や。
そーなのよ。時代によってこーもちがうもんかねえ。
返信削除あたしが今子供だったら、いじめられずにすんだのにい。
ということは、今へんだ、と言われていることも、何年かのちには、「そんなの、フツーじゃん」といわれるんだろうね。