今畑にはなんにもない。しかしあるのだ。
こんな食べ方があるなんて、わしゃ知らなかった。
バラのように開いた白菜。冬の終わり、ヒヨドリちゃんにその葉っぱぜんぶをしっかり食べられた。にもかかわらず、白菜はその真ん中からにょきにょきと顔を出し、花を咲かせる。
近所の畑のおばちゃんから聞いた。
「今の時期はなにもないから、ほれ、その花を食べるのよ」
なんといい事を聞いてしまったのだ。よく考えればアブラナ科は全部菜の花だ。菜の花はわざわざ植えなくても、勝手に出てくるのだ!
そうと聞いてしまってから、畑にはわんさか菜の花があるのに気がついた。花と言ってもつぼみだけどね。手でおって、ぽきっと折れるような柔らかいやつ。
今食っているのは、白菜の菜の花、タアサイの菜の花、小松菜の菜の花、ノラボウ、そして大根の葉っぱ。ちょっと晴れてくれると、どんどんわきからでてくる。みんな自分の子孫を残そうと必死なのだ。で、それを私が次から次へと食べてあげる。
白菜はあっさりとおいしい。タアサイは苦みがぴりっときいてうまい。ノラボウはもちろんうまい。そして大根の花!ゆがくと、サツマイモのような味がするのだ。
花はその存在自体にすごいエネルギーを持っているんではなかろうか。だって子孫を作るいわば胎盤のようなモノだ。子孫を残すためのあらゆる力がみなぎっているに違いない。私の花粉症がなくなってしまったのも、この菜の花のおかげなのかもしれない。
農薬も肥料も何も科学的なモノは入っていない。ただ自然のままに育った野菜だから、何でも食べられる。ついでにその横に生えている草も食えるかもしれないと調べりゃ、そこらの雑草も食べられるモノが多いようなのだ。
こーゆー事を知っておくと、いざというときに役に立つ。畑からの帰り道、はっちい隊長から教えてもらったノカンゾウが咲き乱れていた。さっそくいただくことにする。ノカンゾウのカルボナーラはサイコーなのだ。
気がつけば、お山に山桜が咲き始めている。ふもとにはソメイヨシノの大宴会。そろそろお山が、ふおっふおっふおっ、と笑い始めている。
こないだまでは実感なかったけど、
返信削除最近マスクなしで、通勤、散歩しとります。
例年に比べて1カ月は短い感じ。
効果あるんじゃない?石鹸なし。
自然野菜は、週末だけなので、効果は微妙
です。
9月から石けんなし生活をはじめた私の友人も幼稚園時代からの、堂々たるキャリアをもつ花粉症が消えたらしい。
返信削除併せて、今年はスギ花粉が少ないようですが。
ちなみに今、ヒノキ花粉、飛んでます。私、おとついヒノキから「パフッ」って粉が飛んでいるのを見ました。
杉は終わったようですね。
山が笑ってますね。モザイク色ですね。
返信削除一番素敵な季節。(私は花粉症ないので)
今朝やたらと飛んでいたのはヒノキだったんですね。
リスさん、おはよう。
返信削除リスさんもお山が笑っているの、見えますかー。
いい季節だよねー。今日は寒いけど。
農作物は影響があるみたいだけど、なぜかお山は花盛り。自然の植物たちは、野菜とはまた違う、なにかを感じているんでしょうね。
ヒノキのパフッは、杉よりも下の方這います。花粉が重いんでしょうね。
こんにちわ。
返信削除小さな畑を半放任状態で世話している通りすがりのものです。
『よく考えればアブラナ科は全部菜の花だ。』
本当ですね、どうして今まで気付かなかったんだろう!!!
これからは伸び過ぎて花を咲かせたカブも大根も、全部楽しんで頂いてみます。
いいこと伺いましたー、ありがとうございます♪
ところで大根やカブ、花の後にできる実(サヤ)も美味しいんですよ。固くなる前の若いのをかるくゆがいて食べます。ちょっとピリ辛、酢味噌によく合います。
匿名さん、こんにちは。
返信削除へー、あの種の採れかけのやつも食べれるんですね。ゆがいてみます。ありがとう教えてくれて!
いっしょにやっているぱぱさんも、この間、大根の花ばっかりつんで、「しらすとあえる〜」とかいってました。つまり大根おろしの代わりですね。大根が芯だらけでもう食えないから。。。
匿名さんの半放任主義畑、いいですねえ。そういうほうが、かえって栄養価が高い草に近い野菜になるんスよ。なんたってうまいし。