2009年11月17日火曜日
石けんなし生活8ヶ月め
「勝手に石けんなし生活」をはじめてから、まるまる8ヶ月がすぎた。歯磨き粉、洗顔石けん、体を洗う石けん、シャンプーリンス、なんも使わなくなると、なくってもなーんも支障がない。
石けんっていったいなんだったのだろう?何のために私は必死で洗ってきたのだろう?
今はお湯でじゃばじゃばやるだけのシャンプーなしシャンプー。最近、髪の毛が、カップラーメンの宣伝文句じゃないけど、コンブトになってきた。抜け毛も少ない。洗うときに10本以内、タオルで拭くとき15本くらい。抜け毛にお困りの方には、ぜひシャンプーなしをおすすめしたいくらいだ。洗面器にお湯を張り、頭をそこにつっこんで、指の腹で頭皮をごしごし。髪の毛はわかめを洗うがごとく、もみもみ。それだけ。3、4回洗面器を使えばおしまい。仕上げにお水で頭を流す。(リンスの代わり)それも2日に1回だけ。これで、かゆみもなければ、ふけも出ない。さらさらヘヤーのできあがり〜。一回これをやり始めちゃうともうシャンプーなんて恐ろしくて使えないのだ。ただ、ここまでさらさらになるのに半年は我慢しなくてはいけない。それが女の人にはちょっときついだろうな。男の人は意外と簡単にできるよ。
使わなくなると、石けんを使っていていろんなトラブルがあったことに気がつく。シャンプーリンスでは、髪の毛は細く、抜け毛多く、枝毛多く、ギシギシした手触りに、フケ多く、かゆみもあった。石けん使うと、体が臭くなる(これ、ホント)。夏はべたべたした肌になっていたし、冬は逆に乾燥お肌になった。
体もシャワーを出しながら、手でさすって洗い流すだけ。歯磨きは単にブラシだけで洗っている。顔もじゃばじゃばお湯と水で洗うだけ。あとは湯船につかって「あ~、極楽極楽」とつぶやく仕事があるだけだ(これが一番大事な仕事)。
いつもならちょっと寒くなったり、乾燥したりすると、のどがやられていたのに、それもない。ちょっとのどがいがらっぽいかなあ~とおもうと、自然に口の中に唾液が出てくる。以前気功をやっていたとき、中国人の先生から「唾液は宝石」といわれたことがある。松の木の前で気功をしていると、唾液が出てくる。それは宝石の液体だから、大事に飲み込みなさいといわれたことを思い出す。飲み込んでいるうちに、のどのいがらっぽいものもなおってくる。
人間の体っちゅうもんは、なんちゅー英知に満ちてんだあ。ああでもない、こうでもないと、いらん心配する前に、「困ったときはそのままにしておけ」なのかもしれんなあ。
実は畑にもまったくこれと同じことが当てはまる。化学肥料も、堆肥も、腐葉土も、有機肥料も何も入れていないのに、そこにある草と一緒に野菜は大きくなってくる。草をちょっと刈って横においておくだけで、それが栄養となって、大根を育ててくれる。虫も幼虫もいっぱいいるが、穴空きだらけの野菜にはならない。ちょこんちょこんと穴はあく。それでもレースのようにはならない。ゆっくりと、でもたくましく育ってくる。大根の葉っぱをちぎって大麦の畝の上にのせておいてあるが、一週間たっても腐らないどころか、枯れもしないで、そのまま元気な青い姿のままでいる。
ここん所イノシシの被害がすごい。周りの畑はみんな地面をひっくり返されている。うちの畑にもおとつい昨日と二日続けてイノシシがフェンスを突き破って入ってきたようだ。でもどこも荒らされていない。どうもうちの畑には彼らが好きなミミズはいないようだ。ほかの畑は栄養がいっぱいで、ミミズも多いのだろう。うちは山の自然とほとんど一緒なので、ミミズもあまりいない。だからイノシシにそっぽをむかれたのだろう。
でもそれでいいのだ。自然の姿を見習うのだ。人間という自然の姿そのままをそのままに扱うのがいいのだ。口から出る液体にはばい菌がいっぱいとか思っちゃうと、唾液さんに失礼なのだ。すべてはちょうど良い感じに、自然さんが整えてくれているのだ。
人間の体は大自然のたかまり。英知の結集だ。調子が悪いと自然と何かが変化して悪いところを直してくれている。「困ったら、そのままにしておけ」は偉大な言葉なのだ。焦って、石けんや、消毒や、ワクチンを打つ必要はないのかもしれないではないか。風邪は万病の元ではあるが、それは無理をすれば体がバランスを崩すからそれを調節をするために必要な時間をくれているのではないか?人間の知恵では推し量れない自然の英知が、じつは気がつかないだけで、そこかしこに散らばっているのではないのだろうか。
「勝手に石けんなし生活」は、日々偉大なことを気づかせてくれる。
絵:オリジナル絵本「あめがくる」より
そういえば私も結構立ちましたね。
返信削除おまけにやせてくればいいんだけど・・。
それは無いですね。
しょーがないよ、アルチューハイマーなんだから。それを太っ腹っていうんですよ。
返信削除やせなくても胃腸には結構いいと思いますよ。唾液の成分が消化を促してくれているから。
「勝手に石けんなし生活」は、ちょこちょこ知り合いの人々ががなにげにひそかにはじめているようです。