仕事が一段落すると、夕飯の支度の前のハラすかしに、畑に出るのがこのところの日課になっている。
「畑の野菜は、人の足音を聞いて育つのよ」というお百姓さんの娘だったステップマザーの教えを聞いてからだ。なかなかいい言葉だなあ。ほったらかしにされた畑は「ふん、こっちを気にもしてくれないんだったら育ってやんない」と思うらしい。
でも今日はサルの一件で、覗きに行ってやんなかった。
プチストライキ。
けれども夜自然農の本の一行を読んでほっとする。
『サルについてはお手上げですが、毎年同じ被害に遭うことはまれです。』
自然って不思議だ。理屈で行くと、一度味をしめちゃったら、またくると思うのに。その言葉を読んで、私たちの知らないところで、何かの摂理が動いているような気がした。
畑最初の年は、自然の世界に貢ぎ物をするのかもしれない。私たちはサルの神様に貢ぎ物をしたのかもしれない。
この先どうなるかはわからないが、すべては自然の摂理が、すべてがうまく行くように動かしてくれているのかもしれない。たとえ私たちニンゲンにとって不都合でも。それはきっと私たちに目先のものしか見えていないからなのだ。
(そうはいってもまた心がさわぐだろうなー。)
絵:『タコ漁』
ストライキは続行中ですか??
返信削除お山からおサル殿も『今日も来ないのかしら~』って見てたりして…笑
うちの裏のビワの木に5年位前におサル殿が来ました。背の高いビワの木だから、私らヒトは高枝切りバサミでも背伸びして使わない取れない…そんな頃におサル登場。
ひょいひょい~と移動しては、ビワをいっぱい頬張る。『おいおい、種も飲んじゃうんだね~』の台詞に気付いたのか…『ぷっぷっぷぷっぷ~』とまとめて種を飛ばしました。私ら完全にバカにされてると大笑いしました。
すみません…ひと様のブログに…長々と。
おさるさんはなかなか。ちゃんと声も聞いているようですね。ぷっぷっぷ〜はおかしい。
返信削除プチストライキは一日で終わり。次の日にはちゃんと出勤しました。相変わらず、日に日に何かが消えていく...。きょうなんか、数少ないトウモロコシをまだ小さいうちにかじってポイしてありました。全滅。
近所の畑の人に「サルの被害ありました〜?」と聞くと、「いんや。別に」との答え。
つまりわしらんとこで腹一杯食って、他を襲っていないということだ。わしらが砦になって他の畑を守っているのか?
い......、いいことにしよう...。
これはこれでいいことなのだ......、と思い込むことにしよう。
こんな具合です。
『サルについてはお手上げですが、毎年同じ被害に遭うことはまれです。』っておもしろいですね。
返信削除ところで、おさるさんが来るのは早朝かしら。
たぶん...早朝だと思うんですよね。
返信削除ナスを2、3個食いかじって、トウモロコシをくいかじって、逃走。その後、来ている様子もない。
飽きたのかな?それともナスは気に入らなかったが、トウモロコシが育つのを舞っている?
野性の考えるところはわからない。
でもそれをネタに友達の家の前でビールを飲む。このひとときがさいこー!
おこぼれにあずかった枝豆がうまかったの、キュウリがうまかったのとしゃべりながら、たわわに実った野菜どもを頭に思い描いてビールを飲む....。
....やっぱ、畑はやめられまへんな。