2017年9月6日水曜日

目標達成!


「目標、達成。」

ドアのノブを回すとき、
ふとんをあげるとき、
トイレの便座に座るとき、
コーヒーを入れるとき、
パソコンを打ってる最中、
「目標達成や〜♥」とつぶやいてる自分がいる。

そのことばがなんともいえず、からだがほわ〜んとゆるんでくる。

べつにアファメーションしてるわけではない。
そう、おもいこもうとしているわけでもない。

ああ、そうなんや。そうやったんや。。。。という、安堵感とでもいうのかな?
そんな感じがじんわ~りと、2、3日前に起こった。(劇的やないで)

すべてはこれだけ。という言葉の意味というのかいな?
もし、などというものはなかったんやってことかな?



罪悪感まみれだった私。
もし、あのときああやっていたら、こうはならなかった。。とか。
もし、あのときああやっていたら、今ごろはこうなっていたのに。。。とか。
そういう後悔と罪悪感の中で翻弄されて来た。

小さい頃、大人に「もし、もっとお勉強頑張ってたら、いい成績になっていたのに。。。」
という励ましの(ありがた迷惑の)言葉のおかげで、頑張れない自分、いい成績になれない自分を責めて来た。

それが。。
「もしも」。。。なーんて、なかったんやな。
そんなもんあるんかいな?
この世の中に、二つの経験をした人おるか?
実際の経験と、もしもの経験。
おるか?

そんなもんが存在していると思っているから、出来なかった自分を責めるねん。
じじつは、それしか選択の余地なかったから、そうやっただけや。

お勉強、頑張れない私。授業、ろくすっぽ聞いてなかった私。
じつはそれで目標達成(笑)。
大人の言葉に応えられない私。
じつはそれも目標達成。
そして罪悪感を感じても、
じつはそれも目標達成。

すべてがそのまんまで、目標達成!

そう気がつくと、どこにも「行こう」としなくなった。
どこに行こうとしてたんだろ。
ここじゃないどこかに。
ここじゃないどこかって、どこ?

たとえ、目先の目標が見えても、そこにたどり着いたときの一瞬の安堵感ののち、すぐにまた次の目標を探している自分。そういう自分に気がつきはじめ、その衝動の虚しさを知る。

私はどこにもいかない。
どこに向かっても、全速力で走っても、ちゃりんこでぶっとばしても、飛行機でぶっとんでも、つねに自分の中にいる。
何をしようと、もう目標達成やねん。

私=目標達成!

こわれて来たんかいな?「私」





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