2015年1月20日火曜日

「ダメよ〜ン。ダメダメ」は思考の怖れ



インスピレーションと、単なる思考と、いったいどーちがうんだろ?

どっちもおなじよーに頭の中に浮かぶ。インスピレーションは赤色で、思考は青色とか、色別してくれてたらわかるのに、色なんかついていやしない。そもそも音で入ってくるから、色のつきよーがないではないか。
とかなんとか。

やまんばはけさ気がついた。
インスピレーションは、今まで考えもつかなかった考えで、単なる思考は、いつものパターンの考え。これだ!
なんだなんだ。あたりまえだったではないか。

インスピレーションなんてゆーと、じゃじゃじゃじゃ~ん!と、モーゼが十戒を渡されるみたいに、劇的な啓示みたいにおもっちゃうが、そんなんでもなく、さらっとくる。さらっとね。へ?ってなかんじで。
おもわず、「なにげなさすぎるだろ!」とつっこみたくなるくらい。

ところが思考はちがう。
うっとおしいくらい訴えてくる。
「あーたねえ、ジョーシキってえものを知らないの。ジョーシキってものを!だいたいねえ、あんたはねえ、$#”%$!0(&%$#”。。。」
と、説教が始まる。
最後にゃおどされて、あー、わかりました、今のヤメますヤメます、とりけします。となる。


きのう見たドラマの中で、主人公が死んだ母さんから口うるさい説教を食らっているのをみた。心の中の自分の声が、母さんという存在を作りあげてその存在にしゃべらせているのだ。おもしろい表現だとおもった。最近そういうものが多い。主人公の心の中を開けっぴろげに表現している。

私たちの心の中はそういううるさい存在がいる。
それが思考。思考さんは、同じことしかいわない。過去の経験を元に、常識をはずさないように、人に迷惑をかけないように、とたたみかけてくる。
ちょっと、へんなことおもいつくとすかさず、
「ダメよ~ン、ダメダメ」と、待ったがかかる。

「いいじゃあ、ないのお~」は、インスピレーションの領域で、
「ダメよ~ン、ダメダメ」は、思考の領域なのかもしれぬ。

思考は決して新しいことを言わない。あくまでも過去の経験を元にして考える。前例主義だ。だが創造は破壊だ。前例を破壊するのが創造だ。インスピレーションが来て、ぞくっとするのは、それが前例にないからだ。未知の領域。未知は怖い。その浮かんだ考えに、「ダメよ〜ン、ダメダメ」と思考が怖れる。

だから小姑みたいに訴えてくる思考さんには破壊力はないし、今まで聞いた事もないアイディアは決してくれないことをおぼえておこう。



やまんばが今まででぞくっとしたインスピレーションのひとつが、
「ニューヨークに行け」だった。
聞いた瞬間おそろしくて、一週間目がうつろだった。でもあの言葉に従ったから、今のやまんばがいる。

インスピレーションはありんこのつぶやきだけど、強烈な原動力になる。そこにその人の本当の道が開かれている。だれかのマネじゃない、あなた独自の道。それはいつでもあなたの耳にそっと囁きかけている。



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