2010年7月11日日曜日

種取り物語〜





ここんところ立て続けに仕事がまいこんで、嬉しい悲鳴を上げている。そーゆー時にかぎって、だらだらやっていた野良仕事もうれしがってやるもんだ。それまでぐだーっとやっていたのに。人って勝手よね。

気持ちのいい晴れ間なので、作業小屋にずっと吊るしっぱなしになっていた、アブラナ科の野菜たちの種をとる。からからに乾いたさや付きの枝をそーっとおろす。それをそーっと大きなビニール袋に入れて、そーっと地面におろしたかとおもうと、いきなりばたばたばたあーーーっ!と、ビニール越しに両手で一気にたたくのだ。それまで寝ていたさやは、びっくりしてパカッと二つにはじける。中から黒くて丸いちっこい種が飛び出す。種は重いのでビニールの下にたまる。それをステンレスのボールに入れ、まわしながらふーっといきを吹きかけて種以外のさやや虫やごみを飛ばすのだ。へへへ、チョー簡単種取りの術〜。水菜、壬生菜、チンゲンサイ、白菜、小松菜の親分さんの種が取れた。この畑2世ちゃんは、ちゃんと育ってくれるだろうか。秋が楽しみだ。みんな近所で栽培しちゃったものだから、交配しまくっているに違いない。どんな野菜になって出てくるのか。うちオリジナルのおかしな野菜が出て来るかもしれない。それはそれで面白いじゃないかあー。

ついでにちょこっと小麦を脱穀する。なんとウチには脱穀機があるのじゃ。先月骨董品やで見つけたものだ。千歯こぎ。鉄の歯の部分しかないので、それをささえるものがない。しょーがないので片手で歯を持ちつつ、もう片一方の手で麦を引っ掛けグイーッと引っ張る。こんなどシロートのアナログなやり方でも、けっこうこれがいける。あっという間に小麦が穂から落ちてくれる。二束脱穀した。これをウチに持ってかえってちまちまと小麦とゴミを分ける事にしよう。
夕食のあと、ダンナとしゃべりながら取り切れていない実を穂から外す。そんな手作業が楽しかったりするのだ。

え?仕事?あ。ヤバい。


絵:カットイラスト/シア

2 件のコメント:

  1. まいうぅーぱぱ2010年7月11日 22:33

    麦。手間かかるよね。
    下の子使って残りは一気呵成にやらないと力尽きるかも・・・。

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  2. だいじょぶだいじょぶ。小麦はそんなに大変じゃないから。
    時間があったら、みんなで一気にやりましょー。

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